初心者ガイド*1 †
このページは初心者に向けたHearts of Iron IV(以下HoI4)のインターフェースや構造を解説したものです。
詳細な計算式を含むより詳しい構造については、それぞれのコンセプトに特化した説明へのリンクをたどってください。
Ver.1.10.* 日本語化MOD導入下準拠
ゲームの開始 †
ゲームが始まると5つのボタンがあるメニュー画面が開きます。終了ボタンはゲームを終了します。クレジットボタンではこのゲームの開発、生産、配達に関わった全ての人々のリストを見ることができます。
シングルプレイヤーは、一人プレイヤー用のHoI4です。残りの国家は全てAI操作となります。シングルプレイヤーメニューではチュートリアル、ニューゲームの開始、あるいは既存セーブデータのロードを選択できます。
チュートリアルではこのゲームの簡単な説明がなされるのでHoI4を始めたばかりのプレイヤーにはとてもおススメです。チュートリアルは、終了後もそのまま通常のプレイとして続けることができます。
マルチプレイヤーは、オンラインでHoI4を他の人とプレイできるモードです。最大で32人まで同時にプレイすることができます。ゲームのホストは新しいゲームを始めるか、まだ終了していないセーブデータを続きから始めるか選択できます。
オプションは、音声、画面表示、およびゲームの詳細のカスタマイズを行います。ここでは画面解像度の調整やプレイヤーの好みで音声やグラフィックを設定することができます。最初のタブの"ゲーム"はオートセーブタイミングや通知時ポーズを設定できるためとても重要です。
ゲームの開始を選択すると、次にシナリオや国家の選択を行います。
シナリオの選択 †
HoI4では1936年スタートと1939年スタートの2つのシナリオが用意されています。それぞれのシナリオでは世界情勢が異なり、シナリオの選択はゲーム開始時の状況に大きな変化をもたらします。
1936年の世界
1936年シナリオでは1936年1月1日からゲームが始まります。1936年スタートではまだ同盟や戦争も多くは発生していないため、if歴史の第二次世界大戦へと導かれることも少なくはないでしょう。このシナリオでは戦争前に自国の経済などの準備を十分に行うことができます。また軍隊強化の下準備や戦争計画、工業や研究、そして外交にも重きを置けます。
1939年の世界
1939年シナリオでは1939年9月1日からゲームが始まります。ドイツは中欧でその国力を確かなものとし、ポーランドへの侵攻を開始しました。このシナリオでは、第二次世界大戦を扱ったゲームとしてより史実に近い形となるでしょう(必ずとは言えませんが)。このシナリオでは、陸海空軍の徴兵、供給、指揮がよりメインとなるでしょう。
国家の選択 †
両シナリオのメニュー画面では七大国(イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、イタリア、ソ連、日本)が表示され、この中から選択するか、別の国を選択するか選ぶことができます。ここでどの国を選択した場合でも、次に世界地図が表示され、ここで国家選択を変更することもできます。そして画面右下の開始ボタンを押して、ゲームを開始しましょう!
▼初心者おすすめの国家
(クリックして展開)
▲初心者おすすめの国家
(クリックして縮小)
※暫定:加筆修正求む
七大国と中小国には明確な国力差があるため、操作やシステムに慣れるまでは七大国でプレイすることをお勧めしたい。
そのためまずは難易度民間人・カスタムゲームルールから自陣営の国家を最大強化でプレイするところから始めてみると良いだろう。
七大国の中でも初心者向けとされる国家は以下の通り。
- イタリア
チュートリアルでも使用する国家。陸空海のバランスがよく、やれることが多い。盟友ドイツがVer1.9からやや弱体化されているものの強力な味方であることに違いは無い。
枢軸やローマ陣営が味方に付いてくれるので単独で強大な敵と戦わなければ行けないシチュエーションが少なく、初心者にはうってつけ。
NFは少ないがプレイの幅自体はかなり広いので様々なルートから世界征服を楽しめる点も○。
- ドイツ
ゲームの主役級にして枢軸国の盟主。外交・電撃戦・空戦・上陸戦とHoI4の要素が堪能できる。
海軍以外の軍事面が精強で外交の自由度も高く、NFで戦争をしなくてもどんどん領土が増える。
ただし史実よろしく連合・ソ連との二正面作戦を行う場合、プレイは複雑になり難易度は上がるのでまずは連合を倒すのを目標にすると良い。
またイタリア・ソ連と比べるとNFがやや複雑になっている。
- ソビエト連邦
コミンテルンの盟主。大粛清の人材離脱やデバフに注意する必要があり、内政期間が長いものの各種資源や人的資源は豊富で、陸上においては最強国家候補。
ドイツ・日本と言う東西の仮想敵国に挟まれているが、日本はイベントで不可侵を結べるので基本はドイツと戦うだけと、戦略はとてもシンプル。
ゲームの設定 †
ゲーム開始前のマップ右下はゲーム設定です。ここでは、鉄人モードおよび史実AI方針のON/OFFや、プレイヤーに対してゲームを困難にするか容易にするかの難易度の選択が可能です。また、ゲームにおいてSteamの実績が得られるか否かを表すアイコンがあります。これは鉄人モードON、難易度「一般兵」以上、カスタムゲームルールの変更なし、ゲームシステムに影響を与えるMOD非導入で実績取得が有効となります。右下の開始ボタンを押すとゲームが開始されます。
難易度設定
難易度は民間人〜精鋭兵までの5段階あり難易度によってプレイヤー・AIにボーナスあるいはペナルティを与えます。
▼過去の難易度
(クリックして展開)
▲過去の難易度
(クリックして縮小)
以下は過去Ver.に存在した難易度です。過去Ver.AARなどを読む際の参考にしてください。
鉄人モード
ONにするとゲームのセーブデータが1つとなり、オートセーブのみが行われるようになります。セーブ&ロードによるやり直しが不可能となり、コンソールによるチートコマンドも禁止されます。
実績を取得するにはこのモードがONである必要があります
史実AI方針
ONにするとAI国家は史実に準拠した外交・内政政策を行うようになります。
OFFの場合、AIは史実に準拠しない政策を取ることがあります。ドイツの元首がヒトラーではなくなったり、イギリスが植民地を放棄したりと「IF」の世界が楽しめるでしょう。
カスタムゲームルール
難易度パネル上の歯車のアイコンは、カスタムゲームルールの設定です。主要国の強化、AIのふるまい、外交やコマンド制限の設定、植民地や国家分裂の初期状態の設定を行うことが出来ます。
植民地解放では(解放された国家の汎用NFにより)本来不毛の土地だった植民地の各州がそこそこの工業力とインフラを持つようになり、
世界大戦時に連合対枢軸のアフリカ戦線が実質存在しなくなるなど、普段と違った世界も生み出されるでしょう。
主要国の強化では七大国と中国用のスライドバーが存在し、各国の強さに25%, 50%, 75%, 100%のボーナスを与えることができます。
以下は、各項目の最大値です。
- 政治力上昇値: +50%
- 陸軍の経験値獲得: +50%
- 師団の経験値獲得: +20%
- 海軍の経験値獲得: +50%
- 船舶の経験値獲得: +20%
- 空軍の経験値獲得: +50%
- 師団消耗: -15%
- 物資消費: -50%
- 師団回復率: +30%
- 塹壕構築速度: +50%
- 生産効率上限: +30%
- 生産効率成長率: +50%
- 資源不足ペナルティ: -60%
- 中核州の師団攻撃: +30%
- 中核州の師団防御: +30%
- 研究速度: -20%
- 造船所生産量: +40%
- 増援確率: +4%
- 計画立案速度: +50%
- 陸軍燃料消費: -80%
- 海軍燃料消費: -80%
- 空軍燃料消費: -80%
インターフェース †
Hearts of Iron IVのUIはパラドックス社の戦略ゲームの玄人プレイヤーにとって馴染みの深いものでしょう。
画面左側は大まかな国の管理を行うために使用され、画面上部には重要な報告を表示するアラートタブが配置されています。画面右側には軍に関する情報のみが表示され、画面最上部には内政と世界情勢に関する重要な概要情報が表示されます。
メインプレイ画面の上部の左から中央にかけて自国に関する重要な情報が載っています。
国家に関する情報 †

政治力
政治的な力です。政治力は国家方針(NF)の完遂、司令官や政治顧問の雇用、貿易や微兵法の変更、一部の外交行動に使用します。各国家は基本的一日当たり2の政治力得ます。この量は各国家の国民精神、政治顧問、指導者特性などによって変動します。
安定度
安定度は国家がどれほど安定しているかの指標です。50%を境にバフ/デバフが切り替わります。国家方針や特定のディシジョンの実行、政治顧問などによって変動します。また戦時中は大きく下がります。
戦争協力度
戦争協力度は国民がどれほど戦争へ協力を考えているかの指標です。安定度と同じく50%を境にバフ/デバフが切り替わります。国家方針や特定のディシジョンの実行などによって変動します。また侵略戦争中は大きく下がり、逆に防衛戦争中は大きく上がります。
人的資源
部隊の生産ないし補充に充てることができる人員です。これは自国が支配している領土や徴兵法によって増減します。
工場
軍需工場、海軍造船所、民需工場の合計が表示されます。過去作の呼称から「IC」とも呼ばれます。マウスオーバーすることで各工場の内訳を確認できます。各工場に関しては後で説明します。
燃料
燃料の貯蔵を表します。緑のバーが貯蔵量となっています。その上の日数表示は緑なら「燃料最大備蓄までの日数」、赤なら「燃料がゼロになるまでの日数」を表します。
マウスオーバーすることで現在の獲得量、備蓄量、消費量を確認することが出来ます。
詳しくは燃料ページで解説しています。
輸送船
運用可能な輸送船団の数です。陸続きでない国家と貿易を行う場合輸送船を割り当てる必要があります、また陸戦ユニットを海上輸送するには輸送船を割り当てる必要があります。なおこの割り当ては貿易や移動が発生した場合に自動で行われるので、輸送船の残数だけ注意すればよいでしょう。ユニット生産画面において新規に輸送船団を生産することで、利用可能な船団数を増やすことが可能です。
指揮力
軍の指揮する力です。一日ごとに上昇し、司令官の昇進、師団の特殊コマンドの実行、一部の外交などに使用されます。
陸・海・空軍の経験値
自軍が戦闘を行った際、あるいは演習を行うことで、軍は経験を積んでいきます。陸軍の経験は師団編成ウィンドウで師団の編集や新設に使用します。また、海軍および空軍の経験は艦船や航空機の改修に使用し、それによって速力や火力等のボーナスが得られます。
またドクトリンや海軍の特定の研究において、経験値を使用することで研究時間の短縮を行うことが可能です。
基本マップモード †
右下のアイコンを選択することで各マップモードを変更できます。カッコ内はショートカットキーです。
デフォルトマップモード(F1)
人型のアイコンを選択するとデフォルトマップモードになります。主に陸軍に関するマップモードで軍に対する命令や、師団の移動などが行えます。
海軍マップモード(F2)
錨型のアイコンを選択すると海軍マップモードになります。海軍の移動や命令などを実行できる他、制海権や海上輸送の状況を確認することが出来ます。
空軍マップモード(F3)
航空機型のアイコンを選択すると空軍マップモードになります。空軍の移動や命令などを実行できる他、航空優勢の状況を確認することが出来ます。
供給マップモード(F4)
右側の小さいジェリカン型のアイコンを選択すると供給マップモードになります。師団の補給状況を確認でき、エリアが黄色や赤色なら補給不足です。各エリアの補給物資アイコンにマウスオーバーすることでボトルネックとなっている部分を確認できます。
その他のマップモードとして地形、レジスタンス、資源、インフラ、陣営マップモードがあります。
国際緊張 †
スクリーン右上には下に百分率を伴った地球のアイコンがあり、これは世界の緊張状態の度合いを示します。この百分率は世界にどれくらいの対立要素が存在するかの度合いです。
民主主義や中道主義の国家ではいくつかの外交行動や軍事行動に対し、国際緊張度の値による制限が発生します。
国際緊張はイベント、敵対的な外交行動、そして開戦によって高められます。プレイヤーは勿論ですが、AI同士の行動によっても上昇するので注意が必要です。
詳しくは国際緊張ページで解説しています。
各種メニュー †
右上の国旗やアイコンを選択することで各メニューが開きます。カッコ内はショートカットキーです。
政治(Q) †
最右上の国旗を選択すると開くメニューです。後述の国家方針(NF)の選択や徴兵法・貿易法・経済法の変更、閣僚の雇用などが行えます。
詳しくは政治、国家戦略ページで解説しています。
ディシジョン †
ハンマーのようなボタンはディシジョンメニューです。主に政治力を消費して自国にイベントを発生させます。
研究(W) †
ビーカーのボタンは研究メニュです。国家によって2〜4個の研究スロットがあり、選択すると詳細な研究メニューが開きます。そこから研究したい項目を選択することで研究がスタートします。
研究スロットは特定の国家方針を実行することにより増加させることが可能です。
研究には11のカテゴリがあります。それぞれの国家は、シナリオに応じて歴史的にふさわしいレベルの技術や理論を持った状態でゲームを開始します。
ドクトリン系統を除く全ての研究ツリーは時代設定がなされており、未来の技術を研究しようとすると研究時間にペナルティが発生します。
詳しくは研究ページで解説しています。
外交(E) †
握手のような手のボタンは外交メニューです。ここでは国家のリストといくつかのリストを絞り込むためのフィルタ・ボタンがあります.
関わりたい国をクリックすると、外交画面が開き指導者の写真と共にその国が何を企んでいるかについてわずかな情報を見ることができます.メニューの右上には二国間関係を示す1組の小さな旗と矢印があります.外交メニューでは採用できる行動が要件を満たしていれば提示されます.国際緊張度が十分に高いレベルまで登らないかぎり,民主主義国家と中道主義国家では攻撃的外交行動に着手する能力が特に制限されます
各選択肢をマウスオーバーすると外交行動の詳細と満たすべき要件がわかります。
また外交メニューの一覧から選択しなくとも他国の領土を右クリックすればその国家に対する外交画面が開きます。
詳しくは外交ページで解説しています。
貿易(R) †
箱と交換を表す曲線の矢印のボタンは貿易メニューです。現在の民需工場の数と各資源の状況が表示されます。
各資源を選択し、下部の国家を選択することで、民需工場を使用してその国から資源の輸入を行うことが出来ます。
詳しくは貿易ページで解説しています。
建設(T) †
- 共有されている建物
建設可能な「共有されている建物」の数はその州の使用可能な建設スロットによって決まります。スロットの数は産業技術を研究することで増やすことが可能です。
- 軍需工場:兵器の生産に用います。
- 民需工場:建設、貿易に用います。
- 海軍造船所:軍艦の造船を行います。
- 合成精製所:石油、ゴムを生産します。これらが欠乏している国では有用となります。
- 燃料貯蔵庫:国家が備蓄できる燃料の最大値を増加させます。
- ロケット発射場:周辺国へのロケット攻撃を行います。
- 原子炉:核爆弾を製造します。
- プロヴィンスの建物
プロヴィンスの建物はHoI4における最小の領域であるプロヴィンスに作られます。
- 海軍基地:陸上師団の移動に使用される他、海路での補給と艦船の修理速度を向上させます。
- 陸上要塞:このプロヴィンス内で防衛する師団を強化し、攻撃してくる師団を弱体化させます。
- 沿岸要塞:このプロヴィンス内で上陸作戦への防衛を行うユニットを強化します。
- 州の建物
これらの建設物は共有建設物スロットを使わずに州を強化します。代わりに各建造物は固有のレベルと限界を持ちます。
- インフラ:各州はインフラのレベルを持っており、これはユニットにどれだけ補給が行えるか、どれだけ軍隊が速く移動できるかを決定します。
- 航空基地:飛行場は航空機を格納します。大きな飛行場はより多くの航空機を効果的に送り出します。
- 対空砲:敵の航空機から州を防御します。特に工業地帯を守るのに便利に働きます。
- レーダー基地:航空機が敵の航空部隊を発見、迎撃するのを助けます。また周辺の陸上師団の情報をより詳細に表示します。
詳しくは建設ページで解説しています。
生産(Y) †
レンチのボタンは、生産のメニューです。
生産する兵器・装備の決定や割り当てる軍需工場・造船所の数を設定できます。
軍需工場の総数や利用可能な資源の情報も確認できます。
詳しくは生産ページで解説しています。
徴兵と配備(U) †
戦車のボタンは、徴兵とユニット配置に関する軍事計画のメニューです。
師団編成タブから徴兵したい師団の「兵員養成」を選択することで新規師団の徴兵が行えます。
師団の「編制改正」を選択すれば編制改正画面が開き、陸軍経験値を消費して師団の編制を変更することが出来ます。
詳しくは陸軍計画ページで解説しています。
師団編成については師団ページで解説しています。よりよい師団編成は初心者のための師団編制指南ページを参考にするとよいでしょう。
兵站(I) †
紙とペンのボタンは、兵站のメニューです。軍の各装備に対し生産量・要求量とその収支、備蓄量、どの資源を消費するかが表示されます。
もし収支や備蓄量がマイナスであれば現在の師団に対して装備が不足していることになるため早急な対応が必要でしょう。
また各装備を選択することで直近の生産・消費グラフを確認できます。
下部のボタンで陸海空軍の燃料優先度を設定することが出来ます。
諜報 †
DLC「La Résistance(LaR)」を導入すると表示されるようになります。
目のようなボタンで表示され、諜報員を使用して他国へ様々な工作を行うことが出来ます。
詳しくは諜報(LaR)ページで解説しています。
国家方針(NF) †
国家方針(National Focus/NF)は国家を強化したり、国際情勢を変化させたり、ひいては国家の運命を決める重要なシステムです。
政治タブから選択することで国家方針画面が開き、ここから好きな国家方針を選択できます。
選択次第で史実通りに進むこともあれば史実にはありえなかったIFに進むこともあるでしょう。
国家方針はツリー状になっており、下部に進めるには前提となる国家方針を取得する必要があります。
また択一・排他となっている国家方針も存在し、いずれかを取得した時点でそれ以外は取得できなくなります。
詳しくは国家方針ページで解説しています。
陸軍の操作 †
デフォルトマップモードで左クリックで師団を選び、右クリックで地域を選ぶと師団を移動させることができます。また、左クリックをドラッグすることでたくさんの師団を選択し、同じ命令を出すこともできます。
ですが基本的には師団を一つ一つ個別操作するのではなく後述の「軍団」に割り当てることで師団をまとめて操作します。
軍団 †
軍団は師団の集合体です。HoI4では基本的にこの軍団単位で命令を出し、師団を操作します。
師団を選択し、下部にある司令官シルエットアイコンに「+」が書かれた部分をクリックすれば新規の軍団が作成されます。
既存の軍団に師団を追加する場合は師団を選択して司令官のアイコンを右クリックするとを軍団に追加できます。
軍団は「戦闘計画メニュー」から命令を与えることで、指揮下の師団を自動で行動させます。
司令官 †
軍団を選択すると右上にその軍団指揮下の師団が表示されます。左上の司令官のシルエットを押せば軍団に司令官を割り当てることが出来ます。
各司令官は割り当てるだけ軍団を強化できるます。また各指揮官は固有の「特性」を持ち、様々な状況で力を発揮します。
例えばドイツのHeinz Guderian(ハインツ・グデーリアン)は「機甲士官」と「装甲部隊の司令官」を所持しているため機甲部隊(いわゆる戦車)を中心とした軍団おいて強い力を発揮します。
基本的に司令官は24師団まで指揮することが出来ます。それ以上指揮することも可能ですが、司令官の能力値にマイナス補正が発生します。
軍団への命令 †
軍団を選択するとその上に「戦闘計画」メニューが表示されます。ここから軍に対して各命令を与えることが出来ます。
詳しくは戦闘計画ページで解説しています。
海軍の操作 †
艦船は、建造された港において自動的において艦隊に組み込まれています。もしこのような方式で艦隊が管理されるのを好まないのであれば、艦船のシルエットを他の艦隊にドラッグ&ドロップで移動することも可能です。
艦隊の司令官は、シルエットの肖像をクリックすることで海軍の司令官の中から割り当ててください。政治力ポイントを消費することで、艦隊に対し新しい将官を招集することも可能です陸軍司令官のように海軍司令官も、特別な戦闘状況あるいは特定のタイプの艦船の指揮において利点となるスキルを持っているでしょう。
空軍の操作 †
他のユニットとは異なり、製造した航空機は予備ハンガーに送られます。航空基地をクリックすると出てくるメニューの右上にある新規航空団創設ボタン(+印)をクリックすることで予備の航空機を動員できます。大きな航空基地では効率よく多くの航空機を使えます。
航空機の種類ごとに指定出来る任務は決められています。例えば戦闘機は制空任務、迎撃任務、戦略爆撃機は戦略爆撃による工場、インフラへの爆撃、戦術爆撃機は地上戦闘へ近接支援と戦略爆撃を行えます。航空団を地域、任務へ割り当てるには航空基地をクリックしてください。すると空軍マップモードになります。
海軍ユニットと同様に、空軍ユニットは国境を超えて任務を実施します。
航空団を左クリックし、就かせたい任務を選択した後、作戦行動を行う空域を右クリックすると航空隊に空域が割り当てられ任務を開始します。
黄色の円はその航空隊の航続可能距離を表し、円内でなければ効率的に作戦行動を行えません。空域に一部でも円がかかっていれば空域を割り当てることはできますが、円内に入っていない領域が多いほど作戦行動の効率が低下します。
また空域に割り当てられても円外のプロヴィンスに対しては戦略爆撃や近接航空支援が実行されません。
航続可能距離は機種によって決められており、戦闘機や近接航空支援のような小型機より重戦闘機や戦術爆撃機のような大型機の方が長い距離を持ちます。特に戦略爆撃機は非常に大きい航続距離を持ちます。
しかし制空や近接航空支援の効率という点では小型機に分があります。
また同一機種でも空軍経験値を消費して派生型を作成することで航続可能距離を延ばすことが可能です。
補給 †
陸軍は戦闘状態を維持する為に物資を要求します。補給切れの陸軍は、たとえ敵軍がいなくても、攻撃的行動はおろか単に移動することさえまともに出来ません。補給の供給量は供給地域ベースで決定され(一つの州よりも大きい)、それぞれの供給地域はその範囲内において供給量までの消費に対して補給ができます。
物資は隣接した地域から運ばれてきます。補給線は首都か、首都が支配下でないなら代わりの首都から引かれます。その為、本国と前線の間の州を維持し、防衛することは重要です。
供給量は地域によって決められた基本値から、州のインフラ(海路なら港)によって前後します。インフラが悪い地域では満足な補給が行えません。
またある地域が10師団に補給できていたとしても、戦略爆撃などで補給線のインフラが破壊されればそこにボトルネックとなり、供給量が減少し補給不足となる場合があります。
陸路が使えない場合、物資は海路で輸送されます。海路は輸送船と港を使用します。より大きな港は海洋を横断して、より多くの物資を輸送することが出来ます。海上輸送は非常に効果的で、輸送船を護衛する為に、通過する海域に海軍を派遣する必要があるかもしれません。
逆に言えば海上輸送を行っている敵国に対して潜水艦などによる通商破壊を行うのは非常に有効です。
補給線や補給容量を確認するには、メインスクリーンの右下のメニューで、供給マップモード(ショートカットキー:F4)をクリックしてください。
特殊兵器 †
もし原子炉の研究と建設を成し遂げたなら、あなたは核兵器の所有を考えるはずです。核爆弾の投下には、目標プロヴィンスにおいて70%の航空優勢が必要となります。攻撃したいプロヴィンスを選択し、プロヴィンスの情報メニューの右下の核攻撃アイコンを押してください。核爆弾は目標のインフラと工場に多大なダメージを与え、あらゆるユニットにダメージを与えます。
ロケット発射場を建設したなら、離れた州へ、インフラ破壊の為に攻撃ロケットを打ち上げることが出来ます。
降伏と戦争の勝利 †
ある国が別の国家に対して領土を占領し、戦勝点を一定値(対象国の戦争協力度に依存します)貯めると領土を奪われた国家は降伏します。
戦争における主要国が全て降伏すると講和会議が始まります。講和会議は戦勝点に基づいた貢献度によって進められます。例えば、連合国がドイツを降伏させたとき、戦争でアメリカが最も活躍していたならば、ドイツに対して領土などの要求ができます。その次に戦果を稼いだ国が要求できます。
要求には戦勝点コストが決められていて、戦勝国は自国の戦勝点を使用して要求を行っていきます。
これは、戦勝国達が満足するか、追加の要求が出せなくなるまで繰り返します。
始めるにあたってのヒント †
Hearts of Iron IVをプレイし、世界征服の計画上で忘れてはならない重要な点を示します。
- ゲームを開始すると、既に武器の生産ラインがいくらかあるはずです。最も重要なのは歩兵装備で、軍需工場が増えるまでは、ここに重点を置いてください。
- 新しいユニットを訓練する時は、一度に歩兵を複数ライン作ってください。そうしないと、軍隊の規模が減ってしまいます。このゲームで陸軍部隊を新規配備するには、装備を生産するだけでなく、部隊の訓練が必要なので、生産した装備が余らないように徴発・訓練ラインを増やしましょう
- ゲームの初期に国家方針の取り方を計画して下さい。ドイツなら、オーストリアとチェコスロバキアの領有権を得るラインを速やかに進めたいでしょう。アメリカなら大恐慌から抜け出すことが必要です。フランスなら政局を安定させましょう。長期目標を設定して下さい。
- それぞれの国家は、国家方針によって、追加の研究スロットを得ることが出来ます。これはビーカーアイコンで容易に判別できます。軍隊の強化の為に、速やかにアンロックしましょう。
- 研究は、あまりに未来の技術を研究しようとするのはペナルティが大きいので、避けましょう。しかし、工学タブの計算機の研究を進めることで、大幅に研究期間を減らすことが出来ます。経済法を自由貿易にするのも効果的でしょう。
- 海軍を主体とした戦争計画を行わないなら、海軍の研究ツリーはある程度無視できます。しかし、輸送船は貿易と補給に有益である為、造船する・しないに関わらず、海軍には注目すべきです。
- 戦争中でなければ、経験値を得て標準的な戦力になるまで、陸軍に演習をさせるべきです。もし装備があって、装備を供給することが出来るのではあれば、既存の師団を編集して、新しい大隊や支援中隊を追加することで軍を簡単に強化できます。
- 戦争中、古い部隊に新しい装備を供給してアップグレードさせるよりも、しばしば、新装備で新部隊を作った方がいい時があります。戦場のユニットを更に活躍させるのか、数か月後に強力な戦力を活躍させるのか、強化やアップグレードは状況に応じて調整して下さい。
- 民主主義国家は、経済法が「民間経済」で始まることが多いですがこれは民需工場を消費財の生産に無駄に使用しています。工場を消費財の生産から解放する為にも、経済法を速やかに変更するべきです。
- 目的を達成した軍隊は、攻勢を止め、休息を取らせることを忘れないでください。数日の休暇は、指揮統制率・充足率の回復を助けます。また行動していない師団は塹壕を建築し、防御力を高めます。
- 航空優勢(制空権)は非常に重要です!航空優勢の無い地域では攻撃力や移動速度が大幅に低下するだけでなく、敵軍から多大な航空攻撃を受けることになるでしょう。
より高度なヒント †
よくある質問(FAQ) †
どのように装備を生産するか? †
最初に画面最上段の生産アイコンをクリックしてください。全ての設備は生産ラインにより生産されます。新しい生産ラインを追加するには、生産画面のボタンをクリックし、生産したい設備を選んでください。生産ラインがリストに表示されているとき、より多くの軍需工場あるいは海軍造船所を生産ラインに割り当てます。生産ラインには、最大15の工場を割り当てることができます。
どのように新技術を研究するか? †
研究画面では、利用可能な研究スロットを見ることができます。いくつかの技術は、同時に研究ができます。国家目標によっては、新しい研究スロットをアンロックすることが可能です。
コメント †
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