各国戦略
イギリス †
世界に冠たる大英帝国。世界各地に植民地を持ち、国力はなかなかのもの。特に海はアメリカ・日本と並んで世界最高峰。空・海はNFでのボーナスも多く、研究速度増加が多いことも相俟って非常に高い研究能力を持つ。
だが、とにかく人的資源がネックである。大拡張しなければ生産力も伸びづらいことから陸軍に弱みを持つ。人材は最強クラスに強いのだが……
他の民主国家と同様に初期状態でデバフの国民精神を抱えてはいるものの、数は1つのみで内政への影響は少なく、解除方法もわかりやすいためその点では(DLC入り)他民主国家より国家運営は楽だろう。
DLCのMtGを導入することで民主主義の史実と異なる分岐ルートや他イデオロギーのルート、植民地解放ルートなどが追加される。
歴史の概要 †
イギリスは先の大戦に勝利したものの、 大帝国の核心部分が揺らぎ始めた。 国の最も優良な世代がフランダースや北フランスの塹壕で失われ、 英連邦に動揺が広がり、 多大な負債を追うようになった。
先の大戦のトラウマはまだ鮮明に残っているが、 新たな大戦の兆しに立ち向かおうとしている。 この先もう平和が望めないことは徐々に明らかになっている。
データ †
▼国家データ詳細
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▲国家データ詳細
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基礎国力 †
工場 †
資源 †
人的資源 †
政治 †
支持率 †
安定度・戦争協力度 †
国王ジョージ5世の効果で安定度が+15%されているが、1936年1月下旬にイベントで崩御するため実質74%スタートとなる。
国民精神 †
政治顧問 †
寡黙な勤勉家、戦争産業家・軍事組織者のコンビ、そしてイギリスにとって重要な主計将校などが居る。
政体変更時に雇用できる顧問がほぼほぼ全員ユニーク能力を持つのも特徴的。
LaR導入時には全国家で唯一偉大な暗号解読者を雇用できる。
企業 †
- 戦車
- 艦船
- 航空機
まず金剛型の建造で日本と関わり深いヴィッカース(毘と略すこともある)、艦本式ボイラーの元であるヤーロー式を開発したヤーロウ、イラストリアス級3番艦フォーミダブルを建造したハーランド・アンド・ウルフ、プリンス・オブ・ウェールズ(戦艦)を建造したキャメル・レアード、"マイティ"フッドやヴァンガードを建造したジョン・ブラウン・アンド・カンパニー。
そしてスピットファイアのスーパーマリン、ハリケーンやテンペストのホーカー(・エアラクラフト)、モスキートのデ・ハビランド、ランカスターのアブロ、ソードフィッシュのフェアリー(・アビエーション)等の一度は名前を聞いたであろう兵器・艦艇を開発・生産した企業が並ぶ。
理論家 †
スエズを救ったモントゴメリーやH部隊の初代長官サマヴィル、"ボマー"ハリスら有名な将軍・提督が居るほかに、核・ロケット科学者が居る。
参謀 †
- 陸軍長官
- 海軍長官
- 空軍長官
- 最高司令部
陸軍・海軍長官は3人ともシンプルに有用でプレイスタイルに合わせて選べる優秀さ。
代わりに空軍長官はパッとしない。空軍長官はカテゴリ自体有用な人材が少ないので仕方ないと言えば仕方ないか。
司令部は至れり尽くせり。人材不足で1師団辺りの強さを上げる必要のあるイギリス陸軍とがっちり噛み合う。問題を上げるなら海軍大国なのに主力艦関連がいないことぐらいか。
技術 †
陸軍 †
- 歩兵技術
- 車両技術
- 支援部隊技術
- 装甲技術
- 砲兵技術
- ドクトリン
大規模作戦ドクトリン
海軍 †
- 艦艇
- 駆逐艦
- 駆逐艦
- 軽巡洋艦
- 重巡洋艦
- 巡洋戦艦
- 戦艦
- 航空母艦
- 潜水艦
- 輸送艦
- ドクトリン
艦隊保全主義
空軍 †
- 航空機
- 戦間期型戦闘機
- 戦間期型艦上戦闘機
- 近接航空支援機
- 対艦攻撃機
- 艦上攻撃機
- 戦間期型爆撃機
その他 †
兵力 †
陸軍 †
海軍 †
- 所属艦艇
- 艦隊
艦隊数は最高クラス。しかし世界各地に散らばりすぎなため、どこかに集めて再編と整理は必須。
▼ロイヤルネイビーに関する余談
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▲ロイヤルネイビーに関する余談
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ロイヤルネイビーの弱点は艦隊の集中度が低い事だと言われる。曰く、余りにも多くの海外植民地を警備する為に艦艇を少数に分散せざるを得なかったと。半分は事実であるが、半分は嘘である。英国本土に展開している全艦艇の総数は132隻。内訳は空母は2隻(全体では4隻)、戦艦は9隻(同12隻)、巡洋戦艦は3隻(同3隻)であり、戦前に主力艦と呼ばれた艦艇の半数以上は本国に展開しているのだ。
それでは、もう一面の真実も見よう。海外警備の規模はどうであったか。海外警備部隊の中で最大規模を誇る地中海艦隊は41隻からなり、空母1隻、戦艦3隻が配備されている。仏伊の地中海艦隊と全力で決戦するば無事では済まないだろうが、その存在感は間違いなく大きなものであっただろう。次は中国艦隊。こちらも空母1隻が配備されており、それだけ重視されていただろう事は推測できる。
しかし、規模は10隻である。地中海艦隊と比べた場合、あくまで海戦も想定した編制というより警備が目的と見た方が良いだろう。その他も同様であり、艦艇の総数が一桁の部隊が殆どである。しかし、ここで興味深い事実に気が付くだろう。警備部隊の主力は軽巡洋艦であり、更には重巡洋艦が含まれている事もあると。日米海軍の編制から見ると奇妙である。
貴重な重巡洋艦ですら遠く離れた海外警備に割り当てるのは合理的では無いと。だが、これら航続距離の長い軽巡洋艦と重巡洋艦が各地に居たことで大戦中は敵通商破壊艦の迅速な捕捉、撃破に貢献したのである。
このように、あらゆる海域において迅速に海軍力を行使する。それが英海軍の戦略であり、その為に各地へ惜しげも無く巡洋艦を分散配置したのだ。
だからこそ、重巡洋艦より軽巡洋艦を重視した結果、米国とのちょっとした対立に発展した話に繋がるのだが割愛。
空軍 †
- 陸上機
- 艦上機
母艦航空隊の戦力はかなり貧弱であることに注意。
諜報員 †
Nancy Wake
ニュージーランド生まれ、戦前はフランスで新聞記者として働き、路上で襲われるユダヤ人を目撃した。
WW2ではゲシュタポに何度かバレそうになりながら活躍した。しかしフランス人の旦那は拷問され死亡しており、彼女は自分を責めていた。
途中でイギリス特殊作戦執行部(SOE)に参加し訓練をした、フランスに舞い戻った後はレジスタンス組織マキのリーダー的存在になり、ドイツと対峙した。
1944年からフランス解放まで、7,000人以上のマキメンバーは、2.2万人のドイツ兵士と戦い、死傷者は1400人であったが、マキメンバーはそのうちの100人に過ぎなかった。
戦後は政治家になったり、再婚したして、2011年に死亡した。
Diana Rowden
イギリス生まれ、43年にイギリス特殊作戦執行部(SOE)に参加し、同年の6月に本作ではインドにいるNoor Inayat Khanと一緒に、フランスへ降り立った。
11月に捕まり、44年7月6日に生きたまま焼却された。享年29歳。
Juan Pujol
スペイン生まれ、スペイン内戦では共和(共産)派とファシストの両方に襲われたため、両方の思想を嫌悪した。
WW2ではノルマンディー上陸作戦の偽情報を流し、ドイツ軍を混乱させた。戦後は死を偽り、ベネズエラで本屋を開いた。88年死亡。
Dusko Popov
セルビア生まれ、WW2ではノルマンディー上陸作戦の偽情報を流し、ドイツ軍を混乱させた。戦後はフランスに住み続け、81年に死亡した。
なお真珠湾攻撃を予告したがアメリカに無視されたと自伝では語っているが真偽不明。他にはジェームズ・ボンドのモデルの一人とされている。
概説 †
政治 †
初期民主主義。中核州の人口が少なく、更に国民精神「すべての戦争を終わらせるための戦争」により徴兵可能人口に-30%の制限がかかっている。
その為ゲーム開始直後で20師団ほど徴兵すると人的資源不足のアラートが鳴るほどに人口が少ない。
しかしこのデバフ国民精神はどの政体でもNFを進めることで削除可能で、さらに従属国の師団や人的資源も使えるためそこまで悲観するほどではない。
DLCなしの場合初期で選べるNFは3つ。
中央の「帝国の強化」は、各地の植民地・英連邦を強化しつつ、自国の研究速度も7%強化される。またアジア方面およびイタリア・ソ連との交戦も可能になる。
左の「限定的再軍備」ルートは追加の研究枠への道で、いくつかの工場や研究加速も得られる。初手に行えば70日で民需工場が+4される。
右の「本土防衛」ルートは、国際緊張度が高くなれば徴兵の-30%修正を撤廃できるほか、欧州各国への介入が可能だ。
DLCのMtGを導入するとさらに2つの選択肢が増える。
どのルートでも「限定的再軍備」の民需工場+4、共産ルート以外なら「帝国の強化」→「海外勤務」→「植民地のエリートを奨励」の研究速度+7%は手早く取るのがいいだろう。
政治力の使い道については、初手で政治顧問のフィリップ・カー(政治力上昇値+15%)を雇うと自由度が増す。
ただしフィリップは政体変更をする場合や民主国際防衛ルートではいなくなるので雇わない方が良い。中道なら同効果を持つデイヴィット・ロイド・ジョージを雇える。
その後は可能な限り早く、マイナス補正だらけの経済法「民間経済」を脱したい。……が民主主義の場合は戦争協力度が低く変更には時間がかかる。
他は産業研究か、陸軍の理論家、ハロルド・アレグザンダー(陸ドク研究に補正あり、ただし250政治力が必要)か・・・。空母を運用していくなら、いずれ航空機研究にもボーナスを得たい。
初期指導者のボールドウィンは政治顧問コスト-10%の特性を持つので政治顧問を雇うなら彼の在任中(1937年5月下旬あたりまで)だと少し得。
軍事系は軍最高司令部のケネス・アンダーソン(歩兵師団強化)がどのようなプレイスタイルでも腐らないのでお勧め。陸軍長官は3人とも強力なので自身のプレイスタイルに合わせて選んでおきたい。
人材は総じて「優秀」と言って差し支えない。
内政 †
まず民需工場が十分ではない。初期の工場数では建設もままならない(仮想敵国であるドイツは初期段階でも31。なお、お互い様ではあるが、英国の民需工場は貿易で実質40弱程度までは見込める。しかし消費財需要が高いので・・・)。資源輸入のためにも必要なので、初期の工場の少なさから大拡張とはいかないが、まずはある程度増設しよう。
地図上の国土面積は狭いが工場用地の量で言えば日伊よりは上。
産業研究をしていれば本土が埋まりきるのは後半になるので立地はあまり心配しなくていいだろう。
人的資源に劣るイギリスは歩兵部隊を大量に・・・と言うわけにはいかないが、かといって機甲師団を開戦までに多数編成出来る程の生産力があるかは怪しいところ。多くの戦線を守るためにもまずは歩兵の数を用意したい。
何にせよ軍需工場と、拡張のできない民主本土防衛ルートなら石油の確保のため更なる民需工場の拡充が必要だ。
アメリカと戦う道を選ばない限り、造船所は不要だろう。その分の土地は他の用途に使いたい。
資源についてはゴム・タングステン・クロムは従属国から格安で大量輸入できる。
ただし日本にマラヤ含む東南アジア方面を落とされるとゴムが入手困難になる。海戦で上陸を阻止できれば良いが海軍が苦手なら合成精製所の建設も検討に値する。
研究 †
優秀な各種NFのサポートにより、アメリカと1・2を争う超一流の研究力を誇る。最終的な出力は6枠になるアメリカに敵わないが、国際緊張による制限が段違いなため、序盤からほぼトップスピードで研究が可能だ。
まず全世界でもイギリスだけの特権として、初期状態で「電子機械工学」(研究速度+2%)の研究が完了している。
このおかげで他国より早いスタートダッシュを切れる他、陸戦の必須技術である「無線」、空戦の強い味方となる「レーダー」の研究が終わっている点もありがたい。
国際緊張の制限なし、かつNF3つめで取得できる「植民地のエリートを奨励」は、全技術の研究速度が+7%される非常に強力なもの。
初期の貿易法は輸出重視なので、合わせて自由貿易と同等の研究速度+10%となり、イギリスの高い研究力を支えている。
「追加の研究枠」があるルートの条件も国際緊張5%と軽いので、「植民地のエリートを奨励」を取得する頃には解禁されているだろう。
NFから得られる研究ボーナスも多めに設定されている。
計9つにも及ぶ電子工学技術ボーナス、NF一つで6つもボーナスがもらえる核・ロケット技術では、世界の最先端を突き進める。
空・海軍技術についても主力兵器の研究ボーナスは2つもらえるので、常に1世代先のものを使用可能だ。
軍事ツリーには陸・空のドクトリンボーナスこそ無い*1ものの、他の研究スピードが速すぎるため、よほどの事が無い限り空いた枠で研究できる。後れを取る事はまず無いだろう。
さらに「ドイツ(イタリア)の研究者に避難所を与える」のディシジョンにより安定度-5%と引き換えに研究速度+5%を得られる。ルートによっては安定度に注意しなければならいないが、NF並の効果を持つため極めて強力。
軍事 †
初期から空母4、戦艦/巡洋戦艦15、駆逐艦128など総計200を越える大規模な海軍を持つ。ドイツ・イタリアを相手にするには十分に過ぎるが、駆逐艦の多くが船団護衛に回されることを鑑みると、主力用の直衛艦が不足する恐れがある。故に軽巡洋艦の増備が必須である。
初期からある非装甲軽巡洋艦に装甲付与改修を行い、その後は全力で2型軽巡洋艦を生産しよう。軽巡洋艦だけでは恐らく足りないため、数合わせに最低限の装備だけ載せた2型駆逐艦を生産しておくと良い。余裕があれば潜水艦も敷設用に改修してしまおう。
史実AIオンであれば後々海軍大国日本と事を構えることになるので強化しておくに越したことはない。
空軍力もトップクラスだが、肝心かなめの戦闘機が旧式。1936年式戦闘機の「ホーカーハリケーン」さえ自力研究してしまえば、後はNFから得られるボーナスで1世代先のものを使えるので、早めに研究してしまいたい。空母艦載機も忘れずに。
空軍関係のNFを踏んでいけば経験値もそこそこの量が溜まるので、戦闘機のエンジンを2段階ほど改造するのがオススメ。
初期からレーダー技術が研究されており、英本土にもいくつかのレーダーが設置済み。これらを発展させ、英本土とドーバー海峡にレーダー網を張り巡らせよう。
最新鋭の戦闘機にレーダーも合わせ、史実バトル・オブ・ブリテンよろしく数で勝る枢軸軍に質で対抗するのだ。
陸軍については、ドイツと(望むなら将来はソ連とも)殴り合うためには人的資源があまりにも心許ない。ただし、初期で見える徴兵可能人口を見て絶望することはない。従属国の人的資源も使えるし、徴兵法の変更、NF(本土防衛ツリーの「軍事訓練法」など)による徴兵へのマイナス補正解除があるからだ。
陸軍指揮官はなかなか優秀な面々が揃っている。スキル4-5が多数おり、元帥はスキル5のブルックとスキル4+特性山盛りのモントゴメリーの2人いう充実っぷり。イギリスが組織できる程度の陸軍規模であれば、人材に困る事は無い。
ただし初期師団のテンプレートはいろいろと問題が多い。
自動車化師団は偵察中隊が何故か騎兵になっているため速度がガタ落ちしている。使うなら偵察中隊を自動車化偵察中隊あたりに変えた方がいい。
機甲師団は戦車3大隊のみという運用に値しないと言わざるを得ない酷い編成である。
20幅に編成しなおすにしても経験値消費が大きいので、こちらは解体して上記の自動車化師団を複製して戦車を追加する方が安くつく。
騎兵師団を駐屯部隊として使用する場合は偵察中隊が不要なので複製して偵察中隊無し(もしくは憲兵に変更)にすると占領地のコストが安くなる。
なおHoi4のマチルダは軽戦車扱いなので装甲がペラッペラの快速戦車である。歩兵戦車っぽいものを使いたいなら重自走対空砲がおすすめ。
国家方針 †
バニラでも固有のNFがありDLCMtGでファシズム、王党派、共産ルートと帝国連邦が追加される。民主主義以外は政体変更の方法が特殊だったり、ディシジョンを追加するNFやイベントがおこるNFが多く初見では分かりにくい部分も多いが理解すれば大英帝国らしく暴れまわることが可能だ。
以下MtG入りを前提として進める。
工業、軍事ツリー †
ポンペ暗号解読から始まるアメリカツリー、限定的再軍備から追加研究枠のある工業ツリー、申し訳程度の陸軍ツリー、本格的再軍備を経て最強クラスの空軍、海軍ツリーに分岐していく。
シャドウ計画、本格的再軍備は民主主義なら緊張度により制限される。シャドウ計画はだいたいラインラント進駐とエチオピア降伏で条件を満たすが史実オフだとなかなか取れなかったりするので注意。
空軍、海軍ツリーは大量の研究ボーナスと大量の国民精神を得ることができる。
「ディザート使節団」のイベントはアメリカが承認すれば戦闘機に50%×1とレーダーに50%×2の研究ボーナスを得られる。
脱植民地化ツリー †
植民地を解放しながら政治力、人的資源、若干の共産支持が貰え*2、最後のNF脱植民地化を完了するとNF自治領確保の動きで確保した自治領以外の傀儡国はすべて独立し50%の確率で連合国を去る。なので初期拡張は全土併合するか、傀儡化する場合は脱植民地化後にしよう。
一応共産ルート以外でもこのルートを取ることはできるがこのルートと択一の帝国の強化はなかなかに強力なので内戦回避以外でこちらのルートを取ることはまずないだろう
DLC「LaR」の諜報員は同盟国の量が多いほど多数の諜報員を雇うことが出来るため脱植民地化同盟国を大量に増やして諜報員を増やすテクニックがある。
しかし1.9.3現在、諜報員上限が10人になっている上、同盟国の工場が一定数以上ないと諜報員増加にカウントされなくなった。
脱植民地化時点での同盟国は工場がほとんどないため全くと言っていいほど増えない。汎用NFで工場を増やしてくれればカウントに数えられるが、かなり時間がかかるためあまり現実的ではない。
▼参考:脱植民地化による諜報員増加
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▲参考:脱植民地化による諜報員増加
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DLC「LaR」で追加された諜報要素において重要な役割を果たす諜報員が陣営加盟国2か国につき1人増えるという性質を持つため諜報員目当てでとる価値ができた。解放される国数は自治領を除くと33か国あり前述の通り解放された属国は50%の確率で陣営に残るので期待値で16か国が陣営に残り8人程度の諜報員が期待できる。さらに自前の諜報員や自治領の分を合わせると10〜15人程度の諜報員が期待できる。
尚共産ルートの場合、独自でもコミンテルン加盟でも陣営を乗り換える扱いになるので共産化後に各国の解放を始め、コミンテルンに加盟ないしNFイギリス共産主義非主流派を取ってからNF脱植民地化を取ると上手くいく。
- 三民族論
インドからバングラデシュとパキスタンが解放されイギリスの傀儡国になる。普通にこのNFを取ってから脱植民地化すると普通に独立していくので特に意味はないが、このNFは脱植民地化に必須ではないので脱植民地化後にとることができる。これが何を意味するかというと自治領確保でインドを確保してから脱植民地化した後に三民族論をとるとデバフ国民精神のついてないバングラデシュとパキスタンを傀儡化でき大手を振って人的資源を搾り取ることができる。両国あわせて55mもの人的資源を使うことができこのルート唯一のまともなメリットといえるだろう。
帝国の強化 †
植民地政策の再考と択一。
地中海の砦から始まる地中海ツリー、英連邦の結束から始まる英連邦ツリー、東アジアの強化から始まる東アジアツリーに分岐する。
地中海ツリーではジブラルタルなどの地中海の要衝に要塞を生やし、イタリアに制裁した後に戦争目標を得る。
東アジアツリーでも同様に東アジアの要衝に要塞を生やし、日本に制裁した後戦争目標を得る。
英連邦ツリー †
各自治領に民需工場を生やした後に帝国会議を開き成功すると一番下のNF帝国連邦により帝国会議で連邦化に承諾した自治領を併合し指揮官がイギリスに参加し、インドとマラヤ以外の自治領を中核化することができる。
全ての自治領を併合していた場合は英連邦の結束から帝国会議の開催まで無視でき、帝国連邦を完了するだけでインドとマラヤ以外の自治領を中核化し指揮官が参加するが、インドは拒否した扱いになる。
- 英連邦の結束
前提条件がカナダ以外の自治領が陣営の一員もしくは傀儡国であること。つまりカナダを北アメリカ自治領にしてから英連邦化したい場合はカナダ以外に最低一国を傀儡国にしておく必要がある。全ての自治領を併合していた場合は無視できる。
- 帝国会議
120の政治力を得、60日間帝国会議を開く。帝国会議開催期間中は5つの英連邦の議題についてのディシジョンが実行できる。
防衛、貿易、経済、宥和政策についての議論では各自治領が承諾すると承諾した自治領の数に応じてバフが貰える。
帝国連邦についての議論では帝国会議の次のNF帝国連邦完了時に承諾した自治領を併合し指揮官がイギリスに参加し、インドとマラヤ以外の自治領が中核化される*3。
承諾される確率は各自治領との友好度と会議前に消費した政治力によって決まるようだ*4。帝国会議開催中は各自治領との友好度が-100されるので関係の改善や独立保障、レンドリースなどで友好度を上げておこう。
特にカナダは北アメリカ自治領にしていた場合「彼らは我々の領土を請求されている」として友好度が-170されてしまう。事前に上げておこう。
また、インドは十分な自治がないとすべての議題を拒否した挙句独立して連合を抜けてしまう。インドが傀儡国の場合はNFインドの自治に寄り道してから帝国会議を始めよう。
- 帝国連邦
前提条件はすべての自治領が統合傀儡国であること。自治度最大の自治領から統合傀儡国まで下げる場合は自治領→植民地→傀儡国→統合傀儡国と、3回の自治度変更が必要だ。インドは中核州にならず指揮官が参加するだけなのでファシズム、中道の場合はわざわざ傀儡化せずに併合してしまった方が楽だろう。
外交ツリー †
民主ルートの進路を保てと民主以外の方針転換の択一。進路を保てなら民主支持と安定度が、方針転換なら政治力と戦争協力度と民主主義への-支持が貰える国民精神がそれぞれ得られる。
方針転換からは王党派、黒シャツ隊を組織、労働組合への譲歩のそれぞれ中道、ファシズム、共産の3ルートに択一的に分岐する。
民主ツリー †
進路を保てはそこからさらに国際防衛と本土防衛に択一的に分岐する。
- 国際防衛ツリー
安定度が合計-30%+寡黙な勤勉家の離脱になるが政体は民主主義のまま、正当化、独立保障、レンドリース、義勇軍派兵、陣営加入の緊張度による制限を大きく緩和し、大量の戦争目標、ドクトリン研究ボーナスを得ることができる。
中東やオランダに対する戦争目標が貰えるため、民主主義でありながら大戦前に拡張を行うことが出来る。
NF内閣不信任決議の前提となるチェンバレンは1937年5月27日(MTTH7日)にボールドウィン辞任イベントによって指導者となる。
- 本土防衛ツリー
史実AIオンのAIイギリスが選ぶルート。工業バフをもらったり、デバフをはがしたり、イデオロギーの傾いたベネルクス、北欧、イランイラクや最終的にはドイツ、ソ連に戦争目標を得る。
こちらも他国へ介入できるが、史実オンの場合大戦前に拡張できるほど傾くことは中々ない。安定度をかなり高く保てるのがこちらのルートの魅力だろう。
王党派ツリー †
中道ルート。エドワード疾い琉賚△侶觝Дぅ戰鵐箸之觝Г鯑佑通し、ウォリス・シンプソンと無事結婚した後にNF王党派を取ることで政体を変更しエドワード疾い鮖愼骸圓砲垢襪海箸できる。また、正当化などの緊張度による制限をファシスト並みに緩和し、王党派の3人*5を閣僚として雇うことができるようになる。
王党派からはドイツと同盟もしくは不可侵条約を結んだ後にイタリアに対する戦争目標を得るルートと、黒シャツ隊と共通の、自治領と旧領を取り戻したのちにほぼすべての主要国に戦争目標を得るルートに分岐する。
ファシズム・中道共通ツリー †
神よ王を守り給えは戦争協力度と安定度を上げ王党派の場合はエドワード疾い離妊丱嫺胆を消し強化する。
帝国支持派への訴えはディシジョン「帝国主義者の暴動を教唆する」を解放し実行には政治力100と歩兵装備、野戦砲、支援装備を使用し内戦を勃発されることができる。反乱側はそのままでは陣営に入らず次のNF自治領の差し戻しによって解放されるディシジョン「反乱に味方する」を実行すると反乱側がイギリスの傀儡になり内戦に介入する。
英語圏の統合を完了するとアイルランドを中核化しアメリカに対する戦争目標を得る。また、NFの説明文には書かれていないがディシジョン汎北アメリカ州の形成を解放する。このディシジョンはアメリカをイギリスが領有しカナダが傀儡の時に実行できカナダがアメリカ全土を併合し中核化して北アメリカ自治領になる。この北アメリカ自治領はカナダで内戦を起こしていなければ「カナダ」扱いなので帝国会議で併合することができる。
NF帝国の徴兵は非中核州人的資源+10%れる国家精神帝国の徴兵を得る。ファシズムの場合閣僚恐怖公女+帝国の徴兵+大規模徴兵の場合非中核州人的の0.7%が使用可能になる。
DLCのLaR導入時の注意点としてセイロン島(スリランカ)を協力政府にすると「セイロン前線基地」が進行不可になる。(スキップもされず選択不可になる)
初期迎合度が高く、大量に出てくる協力政府樹立イベントでうっかり選択してしまいやすいので要注意。
黒シャツ隊 †
ファシズムルート。NF黒シャツ隊を組織をとりディシジョンでイギリス全土を行進し政体変更する。黒シャツ隊を組織からは王党派との共通ルートとイタリアと同盟を組みスペイン、ドイツに戦争目標を得る英国流ファシズムルートと共産と共通の自治領の確保に分岐する。
- 黒シャツ隊を組織
政治力200とディシジョン黒シャツ隊を組織を解禁する。すべての行進イベント共通でファシズム支持率が地域によって決められている分上がり、安定度は行進が暴力的になるほど大きく下がる。デシジョン「抑制を主張」を実行することで「暴力的行進」の発生確率を6%まで下げることができる。ファシズム支持率が50%を超えると「ダウニング街での行進」を実行でき平和的にファシズム化できる。「反ドイツ演説を行う」を実行すると60日間週安定度が+2%されついでにドイツとの友好度が-15される。まとめると平和的にファシズム化するには「反ドイツ演説を行う」を実行しながら安定度を50%以上に保ちつつ各地で「行進」しファシズム支持率を50%まで上げ「ダウニング街での行進」を実行すればよい。
ファシズムの支持率に関係なく安定度が50%以下になると数日後に「行進」しなかった地域が民主側の内戦が発生し海軍はすべて民主側にとられる。陸軍は「行進」した地域にすべての師団を置いていた場合は全師団の半分はファシスト側につき残り半分は民主側につきなぜかマルタ島に飛ばされるようだ。また一州につき幅6民兵が2師団沸く。海軍は内戦終結後にすべて帰ってくるが元帥二人とスキル5将軍を含む反乱側についた将軍は帰ってこないので戦略的な意図*6がない限り内戦は避けた方が無難だろう。
それでも内戦したい場合は少ない政治力で行進できる州をいくつか行進した後、すべての陸軍を騎兵に変更し前線になる地域に並べてから安定度を減らして内戦を起こすと楽に終結させることができるだろう。
自治領確保の動き †
共産もしくはファシズムルートを進むとマラヤ以外の自治領は本国との関係を断ち独立してしまう。このNFを取ると政治力120とディシジョン自治領確保の動きが解禁され、各自治領にイデオロギーを押し付け、自治領の独立を阻止することができる。
地味に35日NFでありながら政治力120もらえるのは非常においしい。自治領確保する気がなくても取る価値はあるだろう。
- ディシジョン自治領確保の動き
各自治領の指定された州に指定されただけの人的資源分の陸軍を配置し政治力50で「厳戒令を課す」を実行できこれにより自治領の独立を180日間阻止することができ、さらに政治力25の「宣伝活動」によりイデオロギーを押し付け、支持率が20%以上で政治力50で「政権を樹立」できる。このディシジョンで確保した自治領は脱植民地化しても独立しない。
各州に置く必要のある人的資源はすべて9.6k*7の倍数であり初期歩兵をその数だけ用意するのがいいだろう。また師団は自国の師団だけでなく傀儡国からの遠征軍でもよく遠征軍を利用すれば効率よく自治領を確保できるだろう。具体例を挙げるとインドの確保には初期歩兵32師団分必要だがインドが10師団分持っているので初期歩兵を22師団派遣すればいい。
下表は確保に必要な陸軍人的資源の合計と各自治領の初期陸軍人的資源である。()内はイギリス師団換算数
共産 †
労働組合への譲歩から始まり黒シャツ隊と共通の自治領確保の動きと共産ルートに分岐し共産ルートは独自共産陣営を立ち上げるイギリス共産主義非主流派とコミンテルンに加盟するモスクワに従うに分岐する。
共産化から2年以内に植民地を解放しないと内戦になるのでよほどの理由がない限り脱植民地化ツリーを進めて植民地を解放しておくこと。
- 労働組合への譲歩
NF労働組合への譲歩を取得するとディシジョン労働組合への譲歩と労働組合の支援が解禁される。
- ディシジョン労働組合への譲歩
政治力を消費してデバフをもらいながら共産支持を上げていきすべてのディシジョン実行後に国民投票を実施できるようになる。上から順に実行していき次のディシジョンを実行するには30日のクールタイムが必要になる。またこのディシジョンを実行するたびに労働組合への支援に必要な政治力が10減る。
- ディシジョン労働組合の支援
比較的少ない政治力で軍需工場を生やしたり工場の出力を上げたり戦争協力度を上げたりできる強力なディシジョン。何度でも実行できるが一度実行するたびに必要な政治力が10増える。
基本方針 †
民主:イギリス †
進路を保てから始まる民主ルート。史実に近い本土防衛ルートと非宥和政策を取り、民主国家でありながら他国に介入・併合が出来る国際防衛ルートがある。
何方も民主主義であることに変わりはないため、連合国の盟主として枢軸と戦火を交えることになる。
分かりづらいデバフ国民精神がないことやNFが比較的簡易なことに加え大戦前に動けることや、本土防衛の容易さ、最悪スエズとジブラルタルを守りつつアメリカ(とソ連)を援護していれば大体何とかなることから民主主義初心者でも比較的プレイしやすい。
NF †
まずは「限定的再軍備」で民需工場+4「帝国の強化」→「海外勤務」→「植民地のエリートを奨励」で研究速度+7%が非常に安定する。
スペイン内戦が終わるか盧溝橋事件が起こったらすぐに民間経済から部分動員に移行し、NFの限定的再軍備ルートを進めよう。分岐はまずは、追加の研究枠と軍事工場が得られるシャドウ計画ルートが無難なところ。
国際緊張10%から解放される「本格的再軍備」とその下部ツリーは非常に優秀なので解放されたら早めに取っていきたいところ。
その後は国際防衛ルートか本土防衛ルートで動きはかなり変わる。(変えることが出来る、というべきか)
本土防衛ルートの場合、「本土防衛」以降のNFは開戦あたりまでなかなか取れない。「必然の備え」を取った後に本格的再軍備ルートや帝国の強化ルートでも進めて無難に国力を増強しよう。海軍は十分なので陸・空をしっかりと準備しておきたい。
国際緊張20%で「ガスマスクを配布」、50%で「軍事訓練法」がそれぞれ解禁される。特に後者は「すべての戦争を終わらせるための戦争」を取り除けるので忘れないように。
国際防衛ルートの場合、1937年5月27日(MTTH7日)にボールドウィン辞任イベント後、すぐに「内閣不信任決議」を進め、そのまま「石油の輸入保護」まで一直線に進むのがおすすめ。
その後は請求権を得た国家に宣戦しつつ研究系や工場系を進めていく。
どちらでもドイツとの開戦後に一番左側にある「ポンペ暗号解読」から始まるアメリカ関連のツリーを始めることができるので忘れず取得しておこう。
政治 †
まずは経済法の変更。本土防衛ルートならその前に寡黙な勤勉化を雇うと良い。国際防衛ルートは途中でいなくなるので雇うのは非推奨。
イギリスに限らず民主国家は陸軍経験値が不足しがちなので訓練だけでなく中華民国に小銃をレンドリースしたり駐在武官の派遣(要WoT)をしたりして経験値を稼いでおきたい。
陸軍経験値を稼げる理論家も早めに採用したいところ。
大規模徴兵以上まで上げないと人的は足りないので戦争協力度が上がるか開戦するかしたら早めに切り替えよう。人的不足警告が出てからだと間に合わないこともある。
またゲーム開始直後に占領地の統治政策を「現地の自治」にしておくとよい。
陸軍経験値に余裕があるなら騎兵師団を複製して偵察兵を憲兵に変更もしくは削除したものを駐屯師団にするのがおススメだが優先度は低め。
憲兵を一切使うつもりがないなら騎兵1大隊の師団を新規に作って割り当てても良い。既存師団から偵察兵を消すより経験値が5だけ浮く。
研究 †
電子工学と産業系は常に優先。戦闘機と空ドクも進めておきたいところ。戦車を使う場合は軽戦車→中戦車ルートがおすすめだが開戦までに中戦車はまず間に合わない(そもそも中戦車Iは軽戦車IIとあまり変わらない)。
海軍は強化しなくても十分すぎるので余裕がある時に好みの研究を進めておこう。
海軍で迷うなら軽巡洋艦に最新の装甲を載せたものを作れば安定する。大型艦は建造に数年かかることをお忘れなく。
建設 †
まずは民需を2年ほど建ててから軍需か。国際防衛ルートで開戦が早まるなら軍需の建設も早めた方がよい。レーダーはサセックスにあるものをレベル4まで上げればベネルクス-フランス北部までカバーできるのでお勧め。
NF「レーダー」でちょうどレーダー3つ分のボーナスがあるのでスムーズに行く。
生産 †
歩兵装備が足りていないので序盤は歩兵装備優先。終わり次第支援装備や戦闘機。戦闘機は軍需が軌道に乗ってきたら20〜30ほど振っておくと航空優勢を取りやすい筈。
生産周りはどの政体でもさほど変わらないので感覚をつかんでおきたいところ。
本土はすぐスペースが一杯になるので、埋まってしまったら占領地にも工場等を立ててしまおう。
方針 †
国際防衛ルートの場合、大戦前に請求権を貰えるオランダ・イラン・イラクを喰っておきたいところ。オランダ従属国のオランダ領東インド(蘭印)は資源が美味しく、中東2国は石油が確保できる。最低でもオランダは抑えておきたい。
オランダ本土に師団は皆無なので上陸を掛ければ1週間もかからず落とせるはずだ。
なお理由は不明だが稀にオランダを落としても蘭印を傀儡化(衛星国化)できない時がある。確実を期すなら宣戦布告後に蘭印参戦を待ち、マラヤを参戦させて適当な師団で1プロビ踏むか蘭印の師団と戦闘を行えば蘭印を直接講和会議に呼べる。
蘭印が本体とはよく言われるが、イギリスの場合オランダ本土は対独防衛線なのでこちらも重要である。
何方のルートでも開戦までに50〜60個師団を展開できるはずだ。
最終的には正規軍が150師団程度が一応の目安(人的資源もそうだが、生産のための物資を輸入する民需工場の維持も辛い)。
人的損耗をできるだけ避けるため、機甲師団を多めとした軍とし、連合国諸国と共同して当たっていくのが無難。
なお、初期のテンプレートにある機甲師団は軽戦車*3のみの編成であるため、変更は必須だ。
また、開戦までに「野戦病院」は是非研究しておきたい。
いずれにせよ数百個師団ほどもっていかねないドイツと陸戦をまともに行っていればすぐ人的資源が尽きて、より強力な徴兵制度を施行せざるを得なくなるだろう。ソ連の活躍に期待するか、アメリカを待つのが上策ではある。
初期状態で各地に散らばる軍は、放って置くと孤立して粉砕されるだけだ。欧州軍とエジプト(スエズ・アレクサンドリア)軍に二分する感じがよいだろう。ジブラルタルも最低限の防御をしておきたい。だが史実と異なりスペインが枢軸入りすることは、決して稀ではない。そのつもりで常に対応策は考えておこう。また、従属国については、他はともかくインドは何としても守りたい。時点でマラヤ。国際防衛ルートなら蘭印もだ。日中戦争の動向には注意。
開戦時期 †
開戦時期は2種類あり、一つは史実通り1939年中旬にドイツがポーランドに宣戦する史実開戦。
もう一つは1938年中旬にドイツのズデーテンラント要求(ミュンヘン協定イベント)でドイツがチェコスロヴァキアに宣戦する通称ズデーテン開戦がある。
後者はイギリスが「チェコスロヴァキアは防衛せねばならない!」を選択すると政治力-200と引き換えにチェコスが連合入りし開戦となる。
ただし国際防衛ルートで国際緊張が高い場合、イギリスが「チェコ人は戦うつもりだ」でチェコスを見捨てても、フランスがチェコス支援を提案→ドイツ宣戦となる場合がある。
この場合はフランスが連合を脱退する上にイギリスは政治力-200を受ける。フランス、チェコス(+ルーマニア)がドイツに負けると非常にまずいので国際防衛ルートならズデーテン開戦したほうが良い。
開戦後 †
まずは戦争経済にすること。可能なら総動員にしてもいいが人的には注意。ズデーテン開戦の場合は政治力マイナスになることが多いため忘れやすい
師団は前述の通り、開戦前後で遠征軍含め50 - 60師団は用意できる。後続を合わせれば一方面とスエズ周りを何とか支えられる戦力だろう。
各従属国には遠征軍派兵を要請してアフリカ戦線辺りに回しておきたい。正規軍は欧州で枢軸主力にぶつけよう。
開戦後はフランスを防衛する(Version次第で難易度が全く異なる)、北海方面からの上陸で撹乱する(フランスが生き残っていないと自殺行為かもしれない)、地中海からまずイタリアを喰う(イタリアを降伏させるまでは割と簡単で、国力も拡充できるためベターかもしれない。スイスを中立の壁とする。)、などの選択肢があろう。
フランスを防衛する場合、マジノ線はフランスに任せてベルギー側の防衛に回る。河川を防衛ラインとしてドイツを受け止めよう。
また、ポーランド降伏には注意。敵師団が一気に増えるのでこのタイミングで抜かれやすい。
ズデーテン開戦の場合はポーランドがチェコスになるが、こちらは要塞でかなり耐えてくれる。西側のドイツは薄いのでオランダ領か北海からの上陸で一気に攻め込むのがお勧め。
チェコス領土と合わせて南北にドイツを分断できれば勝ったも同然だろう。
またズデーテン開戦の場合のみチェコスロバキアが降伏していなければMTTH150日でドイツにクーデターイベントが発生する。運が良ければヒトラー暗殺+ドイツで内戦発生となりかなり楽になる*8。
フランスは一度抜かれると非常に脆く、パリを落とされるとあっという間に降伏してしまう。降伏後フランス領内にいるイギリス軍は補給が切れる上に包囲状態になるので非常に危険。
史実のダンケルク撤退戦のようにドイツ軍が攻勢を緩めたりはしないので迅速に脱出する必要がある。防衛線を突破されてしまったらフランスを見捨ててる覚悟も必要になる。
もちろん史実通り、防空しながらアメリカ様の参戦を待ってもいい。イギリスの海軍力をもってすれば本土上陸までされることはまずない。
ただ、独ソ戦の動向は観察しておきたい。ソ連が降伏すると日本軍まで自由に動けるようになってしまい、アメリカの力を借りても苦戦は免れない。欧州に上陸を仕掛けてドイツ陸軍を誘引し、ソ連を助けてあげる、と言うのは良いアイディアだろう。
なおドイツAIの都合上フランス降伏後にしか独ソ戦は起きない。
もしソ連が降伏してしまうと、相当にきついことになる。徴兵法を変更して無理にでも師団数を増やし、もし枢軸入りしていればスペイン、でなければフランスのボルドー辺りを目標として上陸戦をしかけ、橋頭堡を確保できれば、アメリカの援軍が得られやすいはずだ。特にスペインが枢軸に加盟している場合はジブラルタルの通行が不可能となるので、アメリカが欧州方面になかなか展開してくれない(Version次第でアメリカの挙動も異なる)。自ら状況を打破する必要があるだろう。
海軍は開戦直後はドイツ周り、イタリア参戦後は地中海をメインに活動するとよい。そのうち枢軸の水上艦艇はいなくなるはずだ。
スエズ・ジブラルタルを落とされて地中海に主力艦隊が閉じ込められないようにだけは注意しておきたい。尤もジブラルタルはスペイン参戦以外で落ちることはそうそう無い。
注意したいのは大西洋で通商破壊をしてくるドイツ潜水艦。輸送路には船団護衛を出しておこう。
またアメリカ参戦はイコールでマラヤに日本の手が伸びるという意味でもある。その頃には枢軸海軍はほぼ壊滅してる筈なので主力艦隊は太平洋に回し、日本の上陸を阻止したいところ。
その他 †
・ハリファックス卿
民主イギリスのレア(?)指導者としてLord Edward Halifax(ハリファックス卿)が存在する。
民主イギリスはイベントでボールドウィン→チェンバレン→チャーチルの順に指導者が変わるのだが、チェンバレン辞任イベントを発生させないまま1940年9月11日(MTTH30日)を迎えるとチェンバレン死去イベントが発生し、指導者をチャーチルかハリファックス卿のどちらかから選択することができる。
政治力と戦争協力度に補正のあるチャーチルと異なりハリファックス卿は何の特性も持たないので趣味以外で選ぶ理由はないが、このイベント限定の指導者なので彼を指導者の席に置くのも一興である。
チェンバレン辞任イベントは戦時下・ポーランドが降伏・NF「スカンディナヴィア介入」が未完了・フランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、デンマーク、ノルウェーの降伏度が10%より上で発生する。
史実開戦だとベネルクス3国とデンマークの存在から難易度は高めだが、ズデーテン開戦後迅速に枢軸を降伏させれば比較的達成しやすい。
ファシズム:帝政イギリス †
イギリスのファシズムルート。
NFの方針転換、黒シャツ隊を組織を選択することで「黒シャツ隊の行進場所を選択」(ファシズム化)のディシジョンが開放される。
自治領確保をしないと自治領は独立してしまうが、NFですぐに取り戻すことができ、その後は主要国4か国含む6か国に戦争目標を得ることができる。7つの海どころか世界征服すらも容易だろう。
NF †
方針転換→黒シャツ隊を組織からは追加研究枠を取りに行くのがいいだろう。
NF黒シャツ隊を組織を取るとディシジョンが解放されディシジョンを進めていくと政体変更することができる。詳しくは黒シャツ隊を組織
本格的再軍備は消費財工場が-5%されるので早いうちに終わらせておきたい。
人的資源が非常に足りていないのは国民精神「すべての戦争を終わらせるための戦争」のせいである。そのため、NF「英国流ファシズムへの道」を早めに終わらせておきたい。
政治 †
黒シャツ隊を組織や自治領確保など政治力を使うディシジョンが大量にある。自治領確保と帝国支持派の支援は、NF自治領の差し戻しで自治領に対する戦争目標を得ることができるので政治力を使う価値があるかは考えよう。
さっさと戦争経済に変えてしまいたいが戦争協力度が低いので戦争中にディシジョン戦争プロパガンダを実行し、こつこつ上げていきたい。また寡黙な勤勉化はファシ化するといなくなるので注意。
研究 †
最初は電子工学と産業を優先。無線技術はすでに終わっているので余った研究枠は1936年型戦闘機か陸軍ドクトリンを選択するのが無難だろう。
建設 †
ガンガン拡張していけるので最初から軍需を建てていけばいいか。
生産 †
歩兵装備が足りていないので序盤は歩兵装備優先。終わり次第支援装備や戦闘機にすべき。
方針 †
拡張順番としてはスペイン→アイルランド(独立保障してくればフランス(できれば一緒に自治領))と行くのが自然か。次はアメリカ、と言いたいところだがフランス戦後にドイツが宣戦布告してくる場合がある。備えよう。してこない場合もあるが最低限の準備だけはしておこう。
カナダ以外の自治領はフランス連合との陣営戦中にでもNF自治領の差し戻しと帝冠最大の宝石を取り戻すで得た戦争目標で宣戦布告し、爆撃か上陸すれば楽に併合できる。カナダだけはアメリカの独立保障があるので自治領確保か内戦介入で確保しよう。
ちなみに自治領からの遠征軍は独立時に本国に帰ろうとするが軍事通行権がないので適当な島にでも配置してから独立させると帰ることができないのでまともに戦争する場合は後々楽できる。
共産:イギリス連合 †
方針転換、労働組合への譲歩から始まる共産ツリーと植民地政策の再考から始まる脱植民地化ツリーで構成されるイギリス共産ルート。共産化してから2年以内にNF脱植民地化を完了できていないと内戦*9がおこってしまうためイギリス最大の強みである植民地の大部分を手放さなければならない。しかし労働組合への譲歩以下には中々強力な工業NFが揃っており本国だけでもかなりの工業化ができるだろう。またバミューダや確保したカナダからアメリカへのアクセスも良好でロイヤルネイビー改めワーカーズネイビーは健在なのでアメリカを早期に下すことも可能だ。
NF †
方針転換、労働組合への譲歩を取った後は追加研究枠を取りに行ってから脱植民地化を進めていくのがいいだろう。脱植民地化ツリーは取得が必須でない三民族論を除いても全部で700日必要なので計画的に進めていこう。
なお英王室をカナダに追放するか刑に処するかのイベントがあるのだが、日本の皇室イベントと違い、追放先のカナダが存在していなくても追放できる。
政治 †
寡黙な勤勉家は共産化するといなくなってしまうが450日で元が取れるので共産化を急がないなら一考の価値はあるか。理論家や長官にはNF上流階級の排除でいなくなってしまう人が多いので注意*10。序盤は労働組合への譲歩に大量に政治力が必要になるので取捨選択が重要になるだろう。
方針 †
独自、コミンテルンどちらのルートを通った場合でも早期にアメリカに戦争目標を得ることができる。自治領確保でカナダを確保しアメリカへの橋頭保とするのがいいだろう。しかし独仏のタイマンならフランスはそこそこ耐えるが独伊対フランスの場合は割とすぐにやられてしまい枢軸が欧州を席巻してしまう。そうなると対枢軸はかなり厳しくなってしまうので正当化を使ってでも先にフランスを保護するのもありかもしれない。
もし植民地を手放さなかった場合 †
上記の通り内戦が起きます。ゲームでは珍しい同じイデオロギー内戦を引き起こします。なお陣営の同盟国、傀儡国も向こう側が持って行き孤軍奮闘を強いられます。(反植民地とは一体…。)なお敵国名は「正統イギリス連合」となります。
初手米仏(ver 1.6.2+MtG) †
ゲームバランスを著しく破壊します。アップデートで使用できなくなる可能性があります
概要 †
民主主義国家であるイギリスで初期拡張を行うプレイです。
DLCであるMtGで追加された「海軍軍縮条約」を使用していきます。
海軍軍縮条約はあくまでイギリスの所持している主力艦の数をもとに各国の保有数を決める条約です。
そのためイギリス自身が主力艦(戦艦、空母、重巡)をすべて削除することで各国にペナルティを与えることができます。
一時的に主力艦が0になりますがそれを超えるリターンがある動きです。
(1) 準備 †
世界中から遠征軍の派遣を要請し、5師団を除いてカナダの港に配備します。
そして世界中の船舶をロンドンに一旦集め主力艦と補助艦の2つの艦隊を準備します。
その後ロンドンから5師団フランスのVP5箇所に向けて上陸作戦を立案します。
VPに上陸さえできれば港がないところでも構わないので二線級の師団で構いません。
残りはカナダの港からワシントンの隣の港に上陸作戦を立案します。
(2) 海軍軍縮条約 †
しばらくすると海軍軍縮条約が締結され、その後ランダムでイタリアが脱退します。
イタリアが脱退したと同時に主力艦をすべて削除し補助艦をフランス上陸用とアメリカ上陸用に2つ分けて現地に派遣します。
予め艦隊を削除し、イタリアに警告を行うとそこそこの確率で回答としてイタリアが条約から離脱してくれるようです。
その際艦隊の誇りは削除しようとすると政治力がかかるので例外的に放置で構いません。
しばらくするとディシジョンにイギリスより主力艦保有している国が大量に表示されるため、その中からオーストラリアに警告を選択しましょう。
イタリアが加盟中の場合は後に枢軸戦を行う必要性があるため、自信がないのであれば脱退を確認してから行いましょう。
(3) 開戦 †
しばらくするとオーストラリアが軍縮を行おうとしますが、AIにはできないのか失敗します。
軍縮を守れない国には傀儡化の戦争目標ができるため、フランスとアメリカ両国がイギリスに対して宣戦布告をします。
なぜか日本は攻めて来ないようです。
開戦と同時にフランス本土に上陸しますが、侵略戦争中のフランスの戦争協力度はほぼ0(というかマイナス)なので即日降伏します。
※降伏して講和会議に望むまで丸一日かかるのでそっちの方が長い
その際に傀儡化すると海軍が残るので1プロビ傀儡国家にしましょう(燃料がないので動かないかも…)
イタリアが条約加盟中だと枢軸に加盟してドイツと組んで殴ってきます。
(4) アメリカ戦 †
こちらも侵略戦争中のためアメリカの戦争協力度はとても低い(おそらく0)です、AIに積極的攻撃にして放置しても勝てるレベルです。
カナダを参戦させないことで戦勝点を稼ぎつつただでさえ少ないアメリカ軍をカナダ国境に貼り付けておけます。
ちなみに防衛戦争中なので戦争協力度にボーナスがあるため経済法や徴兵法をいじることができます。
こちらも同じく傀儡化すると海軍が残るので1プロビ傀儡国家にしましょう。
(5) その後 †
うまく行けば9月には両国は降伏するので何もなかったのかのようにいつもの用にプレイを進めてください。
序盤からフランスとアメリカのICを利用しつつ、戦争経済のままイギリスをプレイすることができます。
亜種:初手枢軸(ver 1.6.2+MtG) †
ゲームバランスを著しく破壊する上に民主ルートの場合ゲームを続ける意義がなくなります。アップデートで使用できなくなる可能性があります
初手米仏と同じ流れで進めますが、即主力艦を削除しオーストラリアではなくドイツに警告を出します。
時間が経つと世界中がドイツに宣戦布告するので、それに乗っかりましょう。
その後フランスと協力してドイツを併合します(傀儡化すると世界中が襲ってきます)
その後はイタリアに正当化したり中華民国を独立保障して日中戦争に介入したりとやりたい放題できます。
同時に複数の警告を出せば複数の国に宣戦布告が可能で、それを利用することで独英同盟を組むことも可能です。
そのようなことをした場合は、36年から混沌とした世界大戦が勃発する可能性が高いので注意しましょう。
コメント †
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