各国戦略
ギリシャ †
1.9以前のデータ
各国戦略/ギリシャ/1.9以前の国家戦略
南欧の中堅国。北西にアルバニア、北にユーゴスラビア、北東にブルガリア、北東の1プロビと島嶼部2プロビでトルコと接する。
史実では1940年にイタリアに宣戦され、その後ドイツの介入により1941年には降伏。1944年に解放された後も1949年まで左派パルチザンとの内戦が続いた。
国土のほとんどが上陸可能プロヴィンスなので、沿岸防衛は必須である。他国を攻めるのに気を取られているとアテネが陥落してたりするので注意。
なお約一か月前に王政復古したばかりである、なお73年にまた廃止した模様。
歴史の概要 †
ギリシャは危機に瀕した国である。王党派と共和派が国の魂のために激しい戦いを続け、その結果1935年にギリシャ第二共和政が廃止された。独裁的な外国人である国王は、非常に不和を起こさせる人物であり、先行きは不透明である。
些細な国内政治に気を取られ、北ではブルガリアという悪意と報復主義が悪化するのを許してきたうえ、東にはギリシャの長年の宿敵で新たに味方を得たトルコが政治的変容を遂げており、ましてやアドリア海の向こう側でうごめく怪物のことは言うまでもない……
国力 †
- 人的資源
36年スタート時の中核州人口は6.26M。
- 州
初期インフラは首都州の4を除いて平均して3、空きスロットは12。首都から離れるほど少なくなる。
国民精神 †
ゴミみたいな国民精神が並ぶが史実プレイでもほぼ解除可能。
政体 †
初期中道、35年から36年に心臓発作で亡くなるまで首相であった。彼は選挙を行おうとしたが、死亡したことにより無効化した。後任は中道のIoannis Metaxas。
民主主義はEleftherion Venizelosでクレタ島生まれ。数回首相を経験しており、善政を敷き有能と評価されている。
WW1では中央同盟に入りたい国王コンスタンディノス1世と協商入りしたい彼の間で歴圧を産み、15年に辞任した。同年選挙で再任したが王に罷免された。
17年に協商の支援を受けたクーデーターで首相に復帰、国王派を解雇した。(ついでにコンスタンディノス1世が退位しアレクサンドロス1世が即位した)
20年にセーヴル条約が結ばれたが、アレクサンドロス1世がペットのサルに噛まれ破傷風に罹り死亡、同年に選挙でヴェニゼロス派は敗北、国王派はコンスタンティノス1世を復位させトルコに侵攻したが、ケマル率いるトルコ軍に惨敗した。
これを受けクーデーターが起きゲオルギオス2世が即位した。結局彼もヴェニゼロス派の選挙で王政廃止されるのだが。
後に世界恐慌で融資を要請するがすでに国家予算の43%が対外責務によって占められているギリシャに対して融資する国はなかった。
33年についに選挙で負けた、35年にクヴェニゼロス派によるクーデーターが起きたが失敗、パリに亡命した。
亡命先でナチスが世界大戦を起こすことを見抜き団結を呼びかけたが、敵わず36年3月8日に同地で死亡。クレタ島に埋葬された。
なお不謹慎で申し訳ないが、ゲーム内に存在している元首になれる人物では最速で亡くなる。(イベントも用意されている)
2番目はスペイン国粋派のJosé Sanjurjoの36年7月20日、3番目は共産ベルギーのJoseph Jacquemotteの36年10月11日となっている。
なお画像は用意されているもののゲーム内未使用としてカルリスタのスペイン王位請求者のAlfonso Carlos de Borbónの36年9月29日がいる。
もっとも現実の元首として考えた場合、イギリス国王ジョージ5世の1936年1月20日である。このゲームでは国民精神扱いだが。
共産主義はNikos Zachariadis。メタクサス政権で共産主義者として投獄された。刑務所で団結を呼びかけたが、仲間はそれをメタクサスの罠だと思い信じなかった。
ギリシャ内戦で指揮を執るが戦略の才能がなく被害を拡大させた。スターリンにもチトーにも見捨てられた共産勢力は敗北した。57年に共産党から追放された。
残りの人生はシベリアに亡命、73年にスルグトで自殺した。
ファシストはGeorge Mercouris。EESKを設立して枢軸とギリシャ(枢軸政権)の橋渡しを務めた。1943年にギリシャ国立銀行の総裁に任命された。同年に死亡。
民主主義のThemistoklis SofoulisはVenizelosが亡命後、長らく自由党を率いた。特性にある通り問題解決に長けており、王党派と穏健な態度を取ったり、戦後の共産内戦を避けるために奮闘した。(後者は失敗したが)。内戦終了直前の1949年6月24日にアテネで死亡した。内戦は10月16日に終戦している。
民主主義のAristotle Onassisはギリシャの実業家、「20世紀最大の海運王」と言われた。希土戦争で財産を失った彼はギリシャに逃げた。葉巻たばこの販売から始めた彼は最終的にオリンピック航空を立ち上げ、お金持ちになった。
なんと暗殺されたケネディ大統領の奥さん「ジャクリーン・ケネディ・オナシス」と結婚した。75年に死亡。
共産主義はMarkos Vafiadisで二回国外追放を受けている、上にも書いてある左派パルチザンの一人、党書記長ニコラオス・ザカリアディス(73年没)と戦闘の方法で対立した。その後パルチザンが内戦に敗北した後ソ連に亡命、スターリンが死亡すると帰国再び共産党に戻るがまたもや書記長との不和で罷免された。その後分裂した共産党の一派に呼び戻された。92年死亡
ファシストはGeorgios Kosmidisで衣料品商人の彼がギリシャ国民連合(KEE)を作り主導したこと以外の情報は不明。
中道、Ioannis Metaxasは王党派、元軍人、希土戦争に参加した。35年に王政復古されるが共産勢力が強く反共であった彼が暫定的な首相となり後に独裁者となった。なお以前の独裁政権がよりひどかったこともあり大きな暴動はそこまで起きなかった。WW2に中立を宣言するもイタリアが侵攻してくるさなか41年に持病の癌で死亡。
中道はGerorge II。Hoi2AARファンなら知っているであろう。「ギリシアッー!」というあんまりなネタでホモにされた人だ。なお史実的に同性愛者な王はスウェーデンの「グスタフ5世」がいる。(なおブルガリアのボリス王はそのつるつるした頭から反映された「ボリスフラッシュ!」が存在する。)
結婚はしているが35年に離婚しており子息がいない。WW2ではメタクサスと一緒にイタリアの要求を無視したことで宣戦布告された。そのまま英国に亡命をした。47年にアテネの宮殿で心臓発作を起こして死亡した。
中道、Emmanouil Tsouderosは特性にある通り、銀行の総裁であった。メタクサスの死去後に本当はアレクサンドロス・コリジスがいるのだが、首都アテネを攻撃された際に拳銃自殺してしまった。
本作ではそれをすっ飛ばし彼が首相になった。就任してすぐにクレタ島へ亡命するも陥落、最終的にエジプトに亡命した。44年に首相の座を降り、ヴェニゼロスの息子のソフォクリス・ヴェニゼロスの閣僚になったり、元帥にもいるパパゴス内閣で閣僚を務めた。イタリアのジェノバで死亡。
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記憶を失ったちょび髭です。
条件は
・ドイツがヒトラーへの反抗NFを達成しており
・かつドイツの指導者にヒトラーがおらず
・ビザンツ帝国を復活済み
・ギリシャが「GRE_an_invite_for_an_emperor(皇帝への招待)」フラグを保持している(内戦でナチスが負けると勝手に手に入る?)
-内戦中ではなく
-イスタンブール、キプロス、北イピルス(アルバニア領)を保持している
顧問 †
企業 †
技術 †
- 研究枠は初期3つ。
- 陸軍
1918年制銃、支援装備(工兵中隊1、偵察中隊1)、34年制野砲、大規模作戦ドクトリン1つ
- 海軍
36年型駆逐艦船体、初期型巡洋艦船体、初期型大型艦船体、1936年型潜水艦船体、基本型爆雷、基本型魚雷、海軍砲術、砲郭式副砲、輸送艦、触発機雷、機雷敷設潜水艦
- 空軍
戦間期型戦闘機、戦間期型爆撃機
- 産業
燃料貯蔵、人口石油実験
軍備 †
- 将校
初期メンバー
- 元帥
バルカン戦争とWW1に参加した。最高司令官であった彼はWW2に備えて軍の増強を図った。敗戦後は亡命をせずに捕虜になった。
戦後の内戦では最高司令官に再度任命された彼は、共産パルチザンを撃破した。49年にギリシャの歴史で唯一の元帥の称号を受けた。
52年から55年まで胃がんで死亡するまで首相であった。
Charalambos Katsimitros
バルカン戦争とWW1に参加した。WW2では前線にいた彼は上の命令を無視し、援軍が来るまでイタリアの攻撃を跳ね返した。敗北後、彼は枢軸の協力政府のメンバーを務めた。
戦後は5年の禁固刑に処されたが、49年に国王の恩赦を受けた。62年に死亡。
Markos Drakos
バルカン戦争とWW1とWW2に参加した。75年に死亡。ギリシャ語WIKIでも5行で終わる。ただし顔写真で幅を取ってるため、ほぼ2~3行。
ファシストメンバー
初期メンバーに加え
Theodoros Pangalos
ヴェニゼロス主義者であり反王党派。25年から26の間首相から大統領をしていたが、政治的にも外交的にも無能であった。
そのままゲオルギオス・コンディリスによるクーデーターが起き、2年間幽閉された。WW2ではドイツに協力した。戦後はその罪で告発されるが、50年に取り下げられた。52年死亡。
Panagiotis Demestichas
バルカン戦争とWW1に参加した。WW2ではドイツに協力した。戦後は軍法会議で裁かれた。60年死亡。
Napoleon Zervas
バルカン戦争とWW1に参加した。Theodoros Pangalos政権に対するクーデーターに参加した。しかしゲオルギオス・コンディリスに反対し戦闘を起こしたため終身刑に処された。
しかしヴェニゼロスの新政権の元で恩赦された。WW2では降伏した後、反枢軸と反ギリシャ王国を掲げた「民族協和ギリシャ連盟」を樹立したが、後に王党派になった。57年に死亡
民主主義メンバー
初期メンバーに加え、Panagiotis Demestichas以外のファシストメンバーが使用可能
Nikolaos Plastiras
バルカン戦争とWW1に参加した。希土戦争 (1919年-1922年)を戦いトルコの英雄ケマルにも称賛された。
23年にコンスタンティノス1世(ゲオルギオス2世の親)をクーデーターで退位させ、24年に軍を引退。
しかし上記のファシスト将軍Theodoros Pangalos政権で迫害され、33年にクーデーターを起こそうとしたが、ヴェニゼロス自身にも渋い顔をされて亡命した。後に欠席裁判で死刑判決を受ける。
それでも英雄であった彼は多くの国民に称賛された。
WW2ではNapoleon Zervas達と一緒に「民族協和ギリシャ連盟」を樹立、戦後は三回首相になった。しかし52年に左右両方から失望され引退。53年に死亡した。
上記の通りファシスト将軍のTheodoros Pangalos政権に迫害されたわけだが、ゲーム内では特に何もなく敵国と戦ってくれる。(内心はどうか知らないが)
Dimitrios Psarros
バルカン戦争とWW1に参加した。35年にヴェニゼロス派クーデーターに参加したが失敗、解雇された。WW2では「国民社会解放運動」に参加した。
44年に敵の敵は味方が出来なかった共産系パルチザンに処刑された。45年死後に大佐から少将に昇進した。
共産主義メンバー
Alexandros Papagos以外の初期メンバーとPanagiotis Demestichas以外のファシストメンバーと民主主義メンバー全員が使用可能。
Aris Velouchiotis
メタクサス政権で共産主義者として投獄された。37年に脱獄したが再度逮捕された。ギリシャ共産党を放棄するという屈辱的な署名をした後釈放された。
WW2では共産系パルチザンとして戦い、同じ共和系パルチザンのDimitrios Psarrosを処刑した。
戦後はその行き過ぎた行動から共産党からも批判され、第一次ギリシャ内戦に参加した。しかし敗北が迫り手榴弾で自決した。
なおその後遺体は斬首され街頭に飾られた。(おいおい…。)(写真は現存している)その野蛮な行為からイギリスの国会議員に批判されたものの「古代ギリシャの戦争慣習に従っているだけ」という返答をした。
実はファシスト将軍のNapoleon Zervasとは遠い従兄弟である。が、両者ともにパルチザンになるまでは面識がなかった模様。
Markos Vafeiadis
は元首の欄をご確認ください。
王政復古クーデーターで大きな役割を果たした。
ギリシャ侵攻と相次ぐ指導者の死で、ゲオルギオス2世から海軍大臣と副首相に任命された。そのまま亡命した。
42年に政府から、43年に軍から引退した。その後47年から48年まで海軍大臣に復帰した。51年から52年まで国防大臣を務めたあと、82年に死亡した。
- 艦船
海防戦艦1隻、初期型巡洋艦1隻、初期型駆逐艦8隻、初期型潜水艦2隻、1936年型潜水艦4隻
- 空軍
戦間期型戦闘機26機、戦間期型爆撃機71機
3つの空軍基地があり平均で600機置ける。
イギリス生まれ、WW2では英国特殊作戦執行部(SOE)に参加、クレタ島のレジスタンス組織に加わり、ハインリヒ・クライペ将軍誘拐作戦を支援した。2011年に死亡した。
基本方針 †
メタクサス中道ルート(史実) †
将軍が初期メンバーから変わらない。
メタクサスファシスト「大ギリシャ」ルート(大ギリシャ) †
トルコと仲良く枢軸入りするか、トルコを消すか。
ファシスト「マケドニア帝国の再建」ルート †
トルコと仲良く枢軸入りするか、トルコを消すか。
ファシスト「ビザンツ帝国」ルート †
ビザンツ帝国を復興させるルート
なお民主ルートを経由する都合か、初期、ファシストに加え、民主将軍も使える優位性がある。
民主「大ギリシャ」ルート †
協商のみんなでトルコをタコ殴りにして、大ギリシャを達成するルート。
共産親ソ連ルート †
コミンテルンに加盟してトルコを攻撃するルート
共産独自「大ギリシャ」ルート †
ユーゴスラビアに革命を起こさせて同盟を結び、ドイツ、イタリア、ブルガリアを打倒するルート。
中道ゲオルギオス2世の専制「マケドニア帝国の再建」ルート †
内戦が必須で初期三人以外増えない。挙句の果てにファシスト将軍のPanagiotis Demestichas以外がすべて反乱側にまわる。(人気無いねホント…。)
連合に加盟するか、もし中央同盟が復活しているならば加盟する。
コメント †
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