徴兵可能人口を増やす。ポルトガルのNFと比べると物凄く見劣りするが、ないよりある方がいい。
国家方針(TfV) †
DLCなしの汎用NFについては割愛。
TfVで追加された独自NFについて記載。大きく分けて5つのツリーがあり、左から政治、海軍、空軍、工業、陸軍からなる。分化、統合も少なく分かりやすいだろう。この項目では、ツリー(またはルート)に分けて、簡単にどういった効果が得られるのかを解説する。
- 政治ツリー
一番左にある大きなツリー。第一次労働党政権から始まる。これは国民精神の部分でも記載したが、かなり強力なNFだ。そこから、内政、連邦、独立の3つのルートに分かれ、独立ルートは更に右傾、左傾、独自の3つのルートに分かれる。NFの量も多く、細かくなるので、ルートに沿って項目を分けて記載する。
- 内政ルート
ラタナ協定から連なるこのルートは、最も国民精神を修得するルートである。よって半数は上記の国民精神の項目で記載しているが、もう一度ざっくりと紹介する。主に、建設スロット、徴兵可能人口、徴兵可能人口要因、消費財、国民団結度を増減させる。メリットもデメリットもあるが、総じて増加させる。小国・ニュージーランドの人的な部分を強化する重要なルートだ。最後のほうは先住民のマオリ人に対し、強引な政策を取るか柔和な政策を取るかで分かれる。お好みでどうぞ。右傾左傾にしているなら強引に、民主主義なら柔和にと、雰囲気に合わせてもいいだろう。
- 連邦ルート
ラタナ協定と同じく、第一次労働党政権の次に選択できる3つのNFの1つ、イギリス連邦の強化。そして、その先にへと繋がるこのルートは、史実に則した連邦ルートだ。一本道でイギリス連邦の強化を含んで4つのNFが存在する。主に、イギリス連邦の研究ボーナスや徴兵可能人口要因の増加、そして義勇軍派兵の条件を強化する。目玉となる連邦研究ボーナスの強化については、下記の技術・研究で、他の項目については、上記の国民精神で解説しているので、そちらも参照されたし。1つ下の独立ルート、及びその先のルートとは択一選択である。
- 独立ルート
第一次労働党政権の次に選択できる3つのNF、その最後の1つはウェストミンスター憲章。その効果は政治力+120と独立ポイント+500.00を得るもの。これだけなら政治的にも外交的にも、大きく変わるわけではないが、その先に伸びる3つのルートが、ニュージーランドの立ち位置を揺れ動かす。一応記載するが、1つ上の連邦ルートとは択一選択である。当たり前だが下3つのルートもまた択一選択である。
- 右傾ルート
ファシスト化し、世界に覇を唱えるルート。暗闇の中にの詳細については、上記の国民精神を参照していただこう。このNFの先には2つの選択肢が待っている。それは日本と手を組むか、組まないかだ。組もうが組まなかろうが、連合国と戦っている間は枢軸陣営と協力していくことになるだろう。日本と協力すると、技術共有をすることが出来るようになる。
- 左傾ルート
コミュニスト化し、世界に革命をもたらすルート。リー事件の詳細については、これもまた上記の国民精神(労働党)を参照していただこう。後のルートは一本で、リー事件含めて4つのNFからなる。独立して、コミンテルンに加盟して、ソ連と技術共有しよう。ただ、周りは格下0の敵だらけだが……このルートを選ぶ革命家諸君には、詮無き事だろう。さあ、世界に栄光あるソビエトモスクワの威光を知らしめようか。
- 独自ルート
右傾もせず、左傾もせず、英国の犬としてでもなく、世界に座する一民主国家として独立するルート。NFは憲法改正法とニュージーランドの独立しかないが、政治力、独立ポイントを得て、独自陣営まで立ち上げてしまう。民主国家なので当然、大戦中は古巣と協力関係を築くことになるだろう。困ったことにこのルートだと、占領地をイギリスからおねだりすることは出来ない。自分の占領地は自分で確保して自分で管理しよう。なお、このルートを選択しても、民主主義改革家の政治顧問を雇える。
- 海軍ツリー
ニュージーランド師団の移送から始まるこのツリーは、その名の通り海軍を強化する国家方針。特筆すべきところは、最初のNFでイギリス海軍から軽巡洋艦2隻が譲渡されること。海軍基地、海軍造船所、沿岸要塞、陸上要塞が建設されること。そして、軍艦モデルのNFは、研究ボーナスもしくは時代先行ペナルティー削除のどちらかであることだ。まず、海軍0の状態から簡単に脱出し、要塞建設に時間を割かずに済むようになる。軍艦モデルのNFに、時代先行ペナルティー削除がついたのは、恐らく連邦研究ボーナスのことを考慮してのことだろう。
- 空軍ツリー
ニュージーランド恒久空軍の拡張から始まるこのツリーは、その名の通り空軍を強化する国家方針。特筆すべきところは、最初のNFでイギリス空軍からソードフィッシュ対艦攻撃機56機とホイットレイ戦術爆撃機30機が譲渡されること。航空基地が建設されること。そして空軍ツリーを最後まで進めないと5つ目以降の研究枠が取れないことだ。まず、空軍が簡単に増強されるのは素直に嬉しいことであり、それに伴った航空基地の増設はある意味当然だろう。5つ目以降の研究枠は、ニュージーランドが独立していないと取れないのだが、政治ツリーの独立ルートを選択するなら中盤あたりには手に入ることだろう。
- 工業ツリー
序盤の最優先ツリー。その理由は工業力増加だけではない。新たな地下資源を採掘するため、そして3つ目以降の研究枠を修得するためだ。このツリーでインフラ、鋼鉄10・石油5の採掘、消費財工場5%、3つ目の研究枠、2つの民需工場、2つの軍需工場を得ることが出来る。そして4つ目以降の研究枠、核技術ボーナス、2つの民需工場と2つの軍需工場を得るための条件になる。如何にこのツリーが大事なのかが分かる。
- 陸軍ツリー
工業力も増加させてくれる陸軍ツリー。そして4つ目以降の研究枠を得るために必要なツリー。工業ツリーの次は恐らく、この陸軍ツリーを進めることになるだろう。このツリーはハッキリと2つのルートに別れ、最後は4つ目と5(6)つ目の研究枠へとたどり着くだろう。左のルートは歩兵・工業ルートで、右のルートは野砲・戦車ルート。どちらもニュージーランド史実の軍需的歴史に則したNFだ。歩兵・工業ルートは4つ目の研究枠獲得のためには必須なので、先にこのルートを研究することになるだろう。野砲・戦車ルートは5つ目以降の研究枠の条件のため、後回しでいい。しかしボブ・センプル戦車は、同名の国民精神も獲得する。これだけ進めて政治ツリーへ向かうのもいいだろう。
政治顧問 †
政治顧問は6名在籍し、費用は均一150である。特に目立った人物はいないが、主義や戦略によりお世話になる人はいるだろう。もしTfVを導入しているのなら、主義を偏らせる政治顧問は対応したNFを達成しなければ雇用できないことに留意しよう。
企業 †
全体的に一通りの企業は揃っている。下記の基本方針にも記載しているが、まず工業のワイラパパ牧場から雇用し、生産体制に応じて各分野に拡大させていきたい。他に特筆すべきところはない。
技術・研究 †
- イギリス連邦の研究について
TfVにおけるニュージーランドの目玉のひとつ、イギリス連邦の研究。これは他のイギリス連邦諸国が研究済みの技術を、未研究の国家がその技術を研究する際、研究時間ボーナスがつくと言うものだ。1国家につき10%であり、上限は50%。NFを進めると1国家につき得られるボーナスが15%、20%と上がる。上限は変わらない。
研究済みの技術数による制限などはない。技術先進国が沢山の研究を完了していれば、その分連邦諸国は恩恵を受ける。これは自国に対してだけではなく他国に対してもそうである(と思うよシステム的に検証出来ないからね仕方ないね)。こちらがある技術の研究を先行して研究すれば、他の国家にボーナスを与えられる。
では、このボーナスを最大限に生かせる方法は、いったいなんだろうか。それは研究が終了したら直ぐに別の研究を始めるのではなく、30日間は次の研究をするのを待つことである(初手は除く)。こうすれば他の連邦諸国が研究を終わらせてくれる可能性があるので、研究日数をロスすることなくボーナスを享受できる機会が増える。
また、先にも述べたとおりにこちらがボーナスを享受するだけを考えてはならない。AIの連邦諸国の為に、電子・産業系列の技術はこちらが率先して研究をしてあげれば、自然と貢献することが出来るだろう。NFを使って直ぐに連邦を抜けるという場合ではない限り、この研究に対する立ち回りは覚えておいて損は無い。
なお、技術ボーナスにおける対象国は、イギリスとニュージーランドを除くとオーストラリア、カナダ、インド、南アフリカである。マラヤは統合傀儡国だからか、この中には含まれていない。
- 研究枠
たったの2つ。これは隣国のオーストラリアも同様だが、正直厳しい。3つで最低限だが2つは本当に研究が回らない。TfVなら研究枠を序盤までに4つに、終盤に至るならば6つに伸ばすことが出来る。上記のイギリス連邦の研究による研究ボーナスも2つのままでは技術後進国止まりだ。まずはNFを用いて研究枠を4つまで増加させることが、喫緊の課題であることは疑いようも無い。研究枠を最速で増やしていくなら、研究枠が3つになるのは開始から280日後、4つになるのは更に490日後になる。最速でも二年以上の歳月が掛かるのだ。ニュージーランドでプレイをするならば、必ず頭に入れておきたい内容なので、ここで再度記載します。
- 陸軍系統
- 歩兵
ライフル2が研究を完了している。また、トラックに10%の連邦ボーナスが付与されている。正直序盤は電子・産業系統で手一杯なので本当にありがたい。
- 支援中隊
支援装備及び工兵1と偵察兵1が研究を完了している。ニュージーランドは人的資源が少ないので、大戦序盤までには野戦病院1が配備できるように研究したい。
- 機甲部隊
前大戦戦車のみ研究が完了している。ボブ・センプル「戦車」やビッグ・ボブを量産したいロマンのある方なら連邦ボーナスを駆使して頑張ろう。また、ボブ・センプル「戦車」には30%の連邦ボーナスが掛かっているが、研究するならNFに専用研究ボーナス-50%のものがあるので、それを完了してからにしたい。
- 砲兵隊
野砲1のみ研究が完了している。また、対空砲1に10%の連邦ボーナスが付与されている。正直支援砲兵用に野砲ぐらいしか研究しない気がする。支援砲兵を増設したいなら、軍需工場が増えたあとに1〜2つほど割り当てておけばいいだろう。初期の師団数は3であり新規主力師団の生産も先の話なのでこれで十分だろう。幸いタングステンだけは自給自足できる。
- 陸軍ドクトリン
大規模作戦ドクトリンである。連邦ボーナスが得たいならこのまま。いらないのなら優勢火力ドクトリンに変更しよう。
- 海軍系統
- 海軍
駆逐艦1、軽巡洋艦1、輸送艦が研究を完了している。また、全ての未研究初期艦船と駆逐艦2に連邦ボーナスが幾らかついている。だからどうした。
- 海軍ドクトリン
艦隊保全主義である。もし大戦中盤において、占領地やNFで追加された自国の造船所で、潜水艦を生産していくつもりなら、先に貿易阻止に変更してもいいだろう。艦隊の絶対数が少なくなる以上、正面から殴りあうのではなくイタリアやドイツ、国粋スペインなどの輸送船を落としていこう。
- 空軍系統
- 空軍
初期戦闘機1と対艦攻撃機1(ソードフィッシュ)が研究を完了している。また、近接航空支援機1と初期戦術爆撃機(ホイットレイ)に40%の連邦ボーナスが付与されている。ソードフィッシュとホイットレイは、NFによりイギリスから幾らか譲渡してもらえる。もし大戦中に運用していくなら、その間は軍需工場を1つずつ当ててあげよう。この頃には民需工場も増えているし、そもそも支援装備生産の為にアルミニウムを輸入している最中だろう。気兼ねなく補充用機体を作ろう。
- 空軍ドクトリン
まっしろ。連邦ボーナスは戦略的破壊に得られるだろう。
- 電子・産業系統
- 工学
当然まっしろ。だが、電子器械工学に10%の連邦ボーナスがある。初手ある研究の1つはとりあえずこれ。無線ルートは無線だけ開発するのもいいが、イギリスはよくドーバー海峡に接する州にレーダーを建築しているので、研究枠が4つになったらこちらもレーダーを研究してあげてもいいし、しなくてもいいだろう。計算機ルートは勿論全て最速研究を目指そう。
- 産業
勿論まっしろ。連邦ボーナスもなし。とりあえず生産ルートの基礎工作機械を研究。その後は産業ルートの択一選択。生産量が足りないので集中工業1を研究したい。以後生産ルートと産業ルートも最速研究をしていこう。建造ルートはそもそも小国なのでそれほど必要ではない。しかし、NFにより自国内で鋼鉄と石油が少量取れるようになるので、研究に余裕があって連邦ボーナスが40〜50%あれば進めてもいいだろう。
軍備 †
- 人事
- 理論家
陸海空全員が汎用の理論家である。が、師団テンプレートが少々残念なこともあるので、大戦までにキース・J・ホリョーク氏の雇用は推奨したい。陸軍経験値が余りそうなら、騎兵4憲兵のパルチザン師団テンプレートも抑えておきたい。占領地の工業力は貴重である。我らがニュージーランドが社会福祉的に保護してあげよう。
- 陸海空軍長官
まず全体を通して、最高司令部にも言えることだが熟練度達人の人物しかいない。これは天才がいないと嘆くより、専門家がいないと喜ぶほうが適切だろう。小国にとってはこれもありがたいことだ。
陸軍長官に関しては、嬉しいことに4人もいる。そして各プレイヤーのニーズに応えるように、扱いやすい能力が揃った長官ばかりだ。味方の戦線の穴埋めに防御重視で、押し切れない戦線を打破する攻撃重視で、イタリア半島に強襲上陸した友軍の為に素早く侵攻する速度重視で、そして最高司令官と共に採用し脅威の師団回復率を持った重要都市防衛重視でと、なんでもござれである。この人に決めた、と言う人を任命させよう。勿論、政治力に余裕があれば適宜交代させるのも有効になる。決してガリポリの血戦は何も残さなかった訳ではなかったのだ。
海軍長官に関しては、なんと初期海軍力0ながら3人も長官がいる。そしてやはり使いやすい能力。惜しむらくは大型艦を1隻でも建造すれば、人的資源が枯渇してしまうこと。政治力の使い道から考えても、採用は最後のほうになるだろう。
空軍長官に関しては、何とか2人確保されている。こちらは軍需工場や航空機の生産資源の関係で、中盤から終盤に掛けて採用する可能性があるか、といったところだ。するのであれば近接戦闘支援機の研究を一本にして進め、地上支援の肩書きを持つ空軍長官を任命させるのがいいだろう。
海軍・空軍長官的にも空母を建造したいところではあるが、それは厳しい。しかし無いものを欲しても勝利は生まれない。今あるカードで戦っていくために誰をいつどのような目的で採用するのか吟味する必要があるだろう。
- 最高司令部
まず最初に目が行くのは、やはり陸軍再編成の肩書きを持つノリス・ステファン・ファラだろう。少ない師団で戦線も支えなければならないときがあるだろうが、彼が最高司令部にいてくれるだけでどれほど防御戦が持ちこたえてくれるだろうか。また、世界大戦が勃発して後に、占領地から工業力を賄えるようになれば、少ない人員でも決定力を与えられる空挺手段を補佐するH・D・マグレガーに切り替えることも必要になるだろう。ニュージーランドという小国だからこそ、空挺を思う存分使ってみたいと言う方は彼も一考の余地あり。
- 陸軍
- 将軍
※読みやすくするために、氏名はカタカナ表記に変更しています。
先の大戦がニュージーランドにもたらしたのは、傷跡だけではなかったようだ。レベル4将軍が2人、レベル3将軍侵略者持ちが1人。これはかなり恵まれている。少人数であろうと、将軍レベルで大幅な劣勢になることは少ないだろう。また、侵略者の将軍がいることから、海兵隊さえいれば、自らイタリア半島などに上陸していくことも現実的になる。
だが、残念なことに師団が少ないので、レベルが伸び悩むことは留意しよう。
Bernard Freyberg
1946年から1952年にかけてニュージーランド総督を務めた。63年に死亡。Kaiserreichで赤化したオーストララシアに反旗を翻す場面で見るのが彼だ。
William Stevens
WW1を経験しており、ガリポリの戦いにも参加した。46年に引退、その後は外務省に勤務した後、75年に死亡。
Robert Row
WW1を経験しており、ガリポリの戦いにも参加した。WW2では米軍と共にトレジャリー諸島の戦いに参加し、日本軍相手に戦った。44年に引退して59年に死亡した。
- 編制
まず始めに、
二番目の師団テンプレートはゴミ箱に捨てましょう。現在展開されている陸軍ユニットは3つ、その全ては歩兵+騎兵の混成師団である。しかしこれでは騎兵の移動速度が生かしきれていない上にやわらかいので、陸軍経験値を貯めてさっさと歩兵師団に変えよう。その際、戦闘正面幅20に設定すると人的資源が枯渇する。徴兵法も一段階上げるように。軍需工場が増えたら、必ず野戦病院中隊を配備させよう。人的資源の喪失は少しでも軽減することが肝要だ。余裕が出来たら支援野砲中隊や工兵中隊、偵察中隊と追加していこう。これなら師団数は少なくても立派な師団になるはずだ。
支援中隊は一切無し。軍需工場1のニュージーランドでは、支援装備や野砲は序盤に揃えられそうに無いので、これはある意味ありがたいことだろう。
3個師団の充足率は、人的資源は100%だが、歩兵装備が計-1386となっている。唯一の軍需工場は絶対に歩兵装備に回そう。
3個師団の練度は、全て2の訓練済み+50%の訓練が完了している。長い時間を演習に割く必要はないというわけだ。
新しい師団を編成するなら、騎兵4個大隊(余裕があるなら憲兵中隊含む)からなるパルチザン部隊、海兵5個大隊(工兵中隊と野戦病院中隊も推奨)からなる強襲上陸師団のテンプレートも用意しよう。きっと役に立ってくれるはずだ。
- 海軍
- 提督
※読みやすくするために、氏名はカタカナ表記に変更しています。
実はいる。新規雇用してレベル1からスタート、とならずに済んで本当に良かったと思いました。
Edmund Rupert Drummond
イギリス海軍ニュージーランド支部の最高司令官。戦後に引退、65年に死亡した。
Peter Phipps
WW2は武装商船で船団護衛に勤め、伊号第一潜水艦 (初代)を沈めた。その後空爆で負傷するも復帰、戦後はニュージーランド海軍の改善に努めた。65年に引退、後に結婚。89年に交通事故で死亡した。
- 編制
そんなものはない。が、NFでイギリス海軍から軽巡洋艦2隻が譲渡される。
- 空軍
- 編制
ソードフィッシュ対艦攻撃機12機のみ。だが、NFでイギリス空軍からソードフィッシュ対艦攻撃機56機とホイットレイ戦術爆撃機30機が譲渡される。
基本方針 †
これまではニュージーランドにおける初期の国力について解説してきたが、これからは実際にニュージーランドで、どのようにプレイしていくのかを解説していく。主に、内政と外交、そして軍事の3方面から更に項目を分けつつ記載する。
内政 †
下記の項目を解説していく。といっても、既に上で書いたことも多いので、より具体的な進め方を記載しよう。
国家方針(TfV) †
まず、最速で研究枠を4つにする。その為には工業ツリーと陸軍ツリーを進める必要があり、3つ目の研究枠は280日後、4つ目の研究枠はその490日後に修得する。と言うところまでは上で話している。その具体的なプランをNF名を用いて記載しよう。その後は、大戦までに修得しておきたいもの、大戦中でもかまわなものに分けて解説する。
- 最速研究枠3つ目修得プラン(280日)
国道委員会(インフラ強化)
ニュージーランド鋼鉄orタラナキ石油(鋼鉄+10or石油+5)
産業局(民需工場+2)
科学産業研究庁(研究枠+1)
- 最速研究枠4つ目修得プラン(490日)
ワイラパパ羊農場(消費財工場-5%)
産業徴兵(軍需工場+2)
陸軍の諸改革(陸軍経験値+25、陸軍ドクトリン研究ボーナス-50%)
チャールトン自動小銃(歩兵用の武器研究ボーナス-50%)
国内武器産業軍需工場+2)
野心(民需工場+2、軍需工場+2)
オークランド大学の拡張(研究枠+1)
この二つのプランを完了したときに得られる、研究枠以外のメリットは、まず地下資源である鋼鉄、石油のどちらか採掘できるようになること。択一ではないので、12個目のNFに残した方を選んでも良い。ただ、悩むなら歩兵装備の増産から、ニュージーランド鋼鉄を採用しよう。他に得られるメリットは、民需工場が+4、軍需工場が+6されること。つまりこれは、ICが5→15に倍増するということだ。そして消費財工場も経済法を1段階上げたときと同じ効果が得られる。何故この順番なのかと言うと、これで効率よく工業力が上がるからである。
- 大戦までに獲得を目指すもの
ちなみに第二次世界大戦が勃発するきっかけである、ドイツNFダンツィヒか戦争かは、史実モードONで19個目のNFである。日付にして39年8月23日に完了し、翌日24日に始まることだろう。
- NF政治ツリー独立ルート
右傾左傾させるなら、先に国民精神目当てで初手こちらのツリーを3つ消化してから研究枠を増加させに行くだろう。その後。加盟して技術共有をするのであれば枢軸陣営なら5つ、国粋独自陣営なら4つ、共産陣営なら6つ、NFを完了させることになる。これだけで時期的に、大戦一歩手前になるだろう。民主主義のまま英国連邦から去るなら、消化するNFは4つで済む。去らずに残るだけなら3つだ。少し余裕が出来る。
- NF政治ツリー連邦ルート
史実どおりの政治外交ルート。単純にイギリス連邦の研究ボーナスが最終的に倍になるのが目当て。あとは政治力が貰えるくらいかな?最初から最後まで進めるなら5つ。2つ目と5つ目に連邦研究ボーナス+5%が、それぞれ効果としてある。2つ目まで進めて、5つ目は大戦中に進めるとかでもいいだろう。
- ニュージーランド師団の移送、ニュージーランド恒久空軍の拡張
どちらも、海軍ツリー、空軍ツリーの一番最初のNF。軽巡洋艦や対艦攻撃機や戦術爆撃機が貰える。絶対に大戦までに進めましょう。当然ながら、各NF1つずつ方針を決定すれば良い。この項目に書いたが、実際には大戦直前くらいでもいい(18個目と19個目のNFと言うこと)。
- 海軍ツリー造船所獲得ルート
ニュージーランド師団の移送のあとに2つNFを進めると、造船所が2つ入手できる。輸送船は大戦中に生産していけばいいのだが、予め大戦前に生産しておいて、対戦中は別の軍艦を生産したい、と言う人なら考える余地あり。ニュージーランド師団の移送を含め3つNFを進めれば造船所が手に入る。
- タラナキ石油
研究枠追加後の12個目NF筆頭候補。12個目ということは、完了したときは既に開始から840日後……二年半が過ぎようとしているとき。いい加減、軍需工場を一つ使ってトラックを生産し、野戦病院の配備に備えたい頃合いだろう。生産に必要な石油を少しでも自足して、貿易財を節約しよう。
- 長距離哨戒
海兵隊による強襲上陸部隊を真剣に考えているなら。
- 大戦中でもかまわないもの
上に書いてないものは後回ししましょう。というと味気が無いので、簡単な理由含めて解説。
- NF政治ツリー内政ルート
大戦中でもというか、政治力を使って起こすアクションを頻繁にしなくてもいい時期になったら、ということだ。序盤から政治力の増加に制限がかかるのはよろしくないだろう。
- 海軍軍艦モデル、空軍航空機モデル、陸軍戦車モデル
いつ研究開発するねん。
- 沿岸防衛
本土上陸の危機に直面するまえに、事前に進めておきたいのだが、それは大戦中期以降のお話しなので、ここではまだいらないです。
- 5つ目以降の研究枠
大戦中でもかまわないというよりかは、大戦中くらいじゃないと無理。まず完全に独立しなければならないと言うことは、史実準拠でやっていたら時間が、ものすごくかかる。政治ツリー独立ルートでいくなら、大戦前でもギリギリ間に合うかもしれない。が、そこまでして他の国家方針を無視するべきでもない。
- ノンアクティブNF
NF表の左下にあるアレ。史実プレイなら、独立までに時間がかかるので、独立運動を促すノンアクティブNFを選択するのはあり。英国へレンドリースをしていれば大戦中期頃に独立はできるが……より独立を早めたいのなら。
雇用 †
この項目は、政治顧問や企業、理論家、長官に司令部を雇うときに、優先順位すべきことや、考えておくべきことを記載していきたい。各種法律もここで触れる。
- 法と政府
法律に関してだが、将来配信されるであろうVer.1.5以降にて、国民団結度関連による仕様変更が示唆されている。1.42遵守なので悪しからず。
- 徴兵法
右傾や左傾をしない限り39年8月末に起きる世界大戦まで、1段階しか上げられないだろう。とりあえず、政治力を150消費して、【志願兵のみ】→【限定的徴兵】には変更しよう。
- 貿易法
嬉しいことに最初は【輸出重視】であり、これを変える事は大戦中でもしなくていいだろう。【自由貿易】に変えない理由は1つ。NFの項目で触れた鋼鉄10の採掘が追加されても、実質的に得られる鋼鉄が5→2に減少するため。これではやはり、貿易財に余計な民需工場を掛けなければならない。【輸出重視】で十分なのだ。最も、これは個人の好みによるレベルの話しなので、変えても致命的損失にはならない。
- 経済法
【民間経済】というヤベー状況だ。2段階、人によっては3段階、4段階に分けてでも、経済法を変えたい。大戦勃発してから【戦争経済】に変更するには遅すぎるだろう。変えるタイミングは、ラインラントやスペイン内戦のゴタゴタで、国際緊張度が5%以上の時に【早期動員】にするか、日中戦争による国際緊張度15%以上に合わせて【部分動員】にするかだ。個人的には、何度も変えられるほど政治力のたまりが早い、と言うわけでもないので、後者のみ採用を推奨します。日中戦争を引き起こす日本のNF中国と交戦は、史実モードだと10個目のNFに選ばれることが多いでしょう。その一つ前は必ずと言っていいほど中国国境での事件が選ばれているので分かりやすいでしょう。タイミングとしては、政治力を600(4回)使った後は、日中戦争が起こるまで待ちましょう。
なお、【総動員】だけはお勧めしません。徴兵可能人口という人的資源が-3%されて減ります。NFワイラパパ羊農場を用いて我慢しましょう。
- 政治顧問
ぶっちゃけ使わない。大戦勃発して、占領地のレジスタンス対策に恐怖公を雇うくらいか?原理主義者を率先して雇用したい理由も思いつかない。使うなら、右傾左傾する方が対応した政治顧問を雇いたい、といった時くらいか。
- 研究と生産
各種設計企業と理論家について纏める。
戦車、艦船、航空機に関しては無くても良い。軍需品も優先度が低い。工業は産業の研究ボーナスが貰えるワイラパパ牧場を、理論家は、軍事理論家のキース・J・ホリョーク氏を優先的に雇いたい。最序盤に使う政治力は、この二つに充てることになるだろう。
- 参謀
陸海空軍長官と最高司令部の割り当て。といっても、大戦前にやっておきたいことと言えば限られている。それは、陸軍長官と最高司令部を必ず雇用すること、である。また、司令部も一人だけで十分だろう。海空軍長官と、残り二つの司令部に関しては、大戦中でも問題は無い。小国ニュージーランドでは、その性能を生かしきることが出来ないからだ。
研究 †
具体的な研究の進め方について記載する。まず電子・産業系統の計算機ルート、生産ルート、産業ルートを研究。研究枠が増えるまでは他の研究は出来ないだろう。増えたら陸軍系統の武器と装備ルートを年代相応まで研究し、トラックも研究したい。これは、野戦病院1を研究するためである。また、アップグレードも含めた野砲もしっかり研究しておきたい。研究枠が4つにまで増えたらお好みで進めていくことになるだろう。大戦までの3年間で準備をしっかりしていこう。
貿易 †
まずは、隣国オーストラリアと鋼鉄8を取り引きすることになるだろう。これは、NFの進み具合や軍需工場による生産状況によってこまめに切り替えていくことになる。
次に、軍需工場が増加したら支援装備とトラックの生産用にアルミとゴムを輸入することになるだろう。また、場合によっては石油も考慮しなければならない。マラヤ、東インド、アメリカ、そして宗主国イギリスの順で取引先を選ぼう。ポイントは、同一イデオロギーで輸送船の消費が少ない順だ。
39年の序盤からは、同年製の歩兵装備も生産ができるようになるだろう。隣国オーストラリアとの取り引きを鋼鉄16にまで引き伸ばす必要が出てくるはずだ。オーストラリアは24もの鋼鉄を市場に流すことは殆ど無いので、この国との取り引きはここで頭打ちとなるだろう。大戦が勃発してからの貿易、及び生産に関してはここでは触れないでおく。
取引先一覧
- 石油
マラヤ、東インド、アメリカ、イギリス
これらの国家は市場に流している石油量が多くは無いが、こちらも輸入量は少ないので大丈夫だろう。インド帝国は量が少ないので考慮外。NFで自国内採掘が可能。
- アルミ
マラヤ、東インド、カナダ、アメリカ、イギリス
石油に同じ。カナダは、アメリカより輸送船の消費量が少ない。
- ゴム
マラヤ、東インド
ちょっとは分けてくれません?
- タングステン
オーストラリア、マラヤ、東インド、インド帝国、アメリカ、イギリス
自国で賄い切れないほど使うときは、序盤では無い。
- 鋼鉄
オーストラリア、マラヤ、インド帝国、アメリカ、イギリス
周辺国家は市場に流す量が少ないので、軍需工場が伸びてきたらアメリカも考慮しよう。なお、フランスは除外している。
- クロム
インド帝国、イギリス
いつ使うんですか?
建築 †
まずは民需工場を建てよう。NFで増えるが、少なくとも2〜3は自前で建てよう。先にも触れたが、こうしないと消費財と貿易財で持っていかれる期間が生まれる可能性がある。
建て終わったら全て軍需工場に突っ張ろう。インフラ、造船所、要塞、対空砲、基地なんて建ててる場合ではない。
生産 †
初手、歩兵装備1に軍需工場1を割く。終わり。
これだけだと寂しいので、序盤までの軍需品生産ラインを想定した表を製作しておく。
※輸出重視、石油と鋼鉄のNFを達成、歩兵装備1、支援装備トラック野砲込み、軍需6民需3使用、軍需1余り想定
NFを進めると民需+4、軍需+6になるのは解説している通り。この表は、序盤で民需工場だけ建築し、NFで工業力を強化した直後を想定している。また、トラックの開発も済んでいるものとする。
この表の通りに生産することで、歩兵師団に野戦病院を配属させつつ武器を充足させることを狙っている。また、1つ軍需工場を余らせているので、以下の使い方をして足りない部分を補うと良い。個人的には△お勧めである。
(睚質備+1、∋抉臍備+1、トラック+1、ぬ酲+1、ス匐機+1
また、造船所を2つ獲得するNFを先に進めていたなら、この表に加えて輸送船を2つ割り当てることも出来る。
NFを達成させる前に軍需工場を1〜2箇所建築していても、ある程度なら応用が利く。鋼鉄を更に8、貿易で獲得することで、より自由な生産が可能になるだろう。民需工場の増加具合からもそれくらいの貿易追加なら問題ない。
徴兵 †
基本的に最初は無理です。また、徴兵法を限定的徴兵に変更する前に、既存師団の戦闘幅を20にすると、人的資源が枯渇してしまうのは上記に書いた通りです。徴兵法を変えたら、次の項目をやっていきましょう。
ヾ存師団編成を歩兵に統一(これは徴兵法変更前でも良い)
既存師団編成の正面幅を20に変更
L鄒鑄賊|翅眥媛叩必ずやりましょう)
せ抉臾酲っ翅眥媛
ス兵中隊、偵察中隊を支援装備と相談しつつ追加
立派な歩兵師団の完成だ。騎兵憲兵、海兵隊を編成したい方は、経験値の余力と相談しつつ行おう。また、既存3師団だけだといくら訓練させても、経験値が溜まるのは遅いことも留意しよう。世界大戦までは3年ある。確実にいこう。
- 歩兵師団改正草案
※訓練時間は考慮しない。戦闘正面幅は20固定
※支援対戦車中隊は砲兵中隊を参照
良くある師団の改正案を載せておく。ここで覚えておきたいことは、砲兵を組み込んだ師団は人的資源が少なくなるということだ。より多くの師団を運用したい場合は、砲兵を組み込んだものであれば良い。ただし、この編成には三つの問題が発生する。一つは野砲の生産を中隊規模ではなく数個大隊規模でしなければならないこと。一つは付随する支援中隊数も多くなるのでその装備も必要になること。一つは防御力が脆弱になること。少ない人数で高い対人攻撃力を実現する砲兵入り歩兵部隊は、その代償としてコストと防御力を犠牲に払っていることを忘れず運用しよう。
また、中盤からドイツ機甲師団と戦う場合、支援対戦車砲兵中隊が必要になる。苦しめられているのであれば師団に組み込もう。
サモア解放 †
1.10.4現在、ニュージーランドはサモアを占領している状態で始まります。この時、サモアを傀儡として開放することで、サモアの汎用NFから工業力を搾り取ることが可能になります。どうせ持っていても何の足しにもならないのですから、開放して工業スロット増やしてもらうといいです。
外交 †
小国で英国の自治領だからやらなくても良い?そんなことは誰が言った。外交画面は決して、戦争目的の正当化と宣戦布告するだけのものではない。戦争が始まってからが本番だ!
- 英国へのレンドリース
宗主国に対して最新装備をレンドリースすると、自主独立するためのポイントが獲得できることを知っているだろうか。型の古いものを送るのではなく、軍の部隊の充足率が悪化しない程度に最新装備をレンドリースしてやれば、独立に近づけるのだ。これは研究枠の更なる獲得には重要なポイントなので押さえておこう。
- 領土管理権の要求
折角ある程度の敵地を占領しても、英仏に占領されては面白みが無い。第一AIはレジスタンスなど気にも留めず、折角の占領地が台無しになる。そこで、我らニュージーランドが敵国の重要な州を保護することで、連合国の為、そして自国の為に役立ててあげるのだ。世界初の近代福祉国家は伊達ではない。この頃なら徴兵法も大規模徴兵に変えることができるだろうから、パルチザン部隊の用意もできるはずだ。なお、イギリスは宗主国の為に応じてくれるが、フランスは1州たりとも渡してくれない。この頃ならパリを落とされ、自由フランスなっているから仕方は無いが……流石はビッグ・フォーである。
- 自治度のレベルを拡大
念願のニュージーランド独立を行うためのコマンド。ポイントを貯めたら、いざ独立!といきたいところだが、実は政治力も必要になる。その数は300だ。NFを使用せずに通常通りに独立するつもりで、尚且つポイントをもう直ぐ貯められると言う状況下なのであれば、政治力もしっかりと貯めておこう。
軍事 †
師団テンプレートの編成については、上記の徴兵で書いた通り。ここでは実際にどのようにして動かしていくのか、何をしてはいけないのかを書いていこう。
ニュージーランド王立国防軍の心得
敵軍との正面衝突は避けること
必ず側面攻撃、集中防衛、遊撃戦、電撃戦を心得ること。安易な大軍正面戦闘は避けるべし。強襲上陸も、基本は友軍に頼るべし。
戦線補佐を主目的として転進をすること
ソマリランド、エチオピア、スエズ、ダマスカス、カサブランカ、そしてシチリア島に様々な諸島。これらの占領を率先し、友軍の戦線を縮めよ。
長距離移動は戦略的再配置を多用せよ
陸上移動では、軍画面の線路のアイコンのボタンもしくはBキーを押したあとに目的地に右クリックすると、組織率が10%になる代わりに高速転進が出来る。必ず活用せよ。
地質学的な優位と塹壕の構築を念頭に入れよ
工兵中隊を最大限に生かすべく、必ず塹壕を掘って敵軍と対峙すること。その際山岳、丘陵、河川、都市のプロヴィンスにて駐屯すること。
最悪都市だけ個別防衛せよ
戦線が少しでも広がると対応できない我が軍。しかし相手の重要な都市(首都や第二首都など)を占領できていたら、戦線を切ってでも防衛せよ(港町に限る)。
友軍の奮闘虚しく撤退線が消えそうなら、後方へ下がるべし
こちらが包囲されるかどうかは、友軍によるところもある。1師団でも殲滅されると戦えなくなるのでそれだけは避けるべし。
占領地の管理は徹底するべし
我らは福祉国家ファーストである。如何なるレジスタンスたちのテロ行為にも屈してはならず、また対応を怠ってはならない。占領地は生かすこと。
また、開戦の時期に近づいてきたら、予め軍隊を移動させておこう。
史実プレイ †
英国連邦の自治領として世界の大戦に挑む史実ルートは、必然的に日本の脅威を確認しつつ欧州情勢に介入していくことになるだろう。貧弱な国力で如何に連合軍の勝利に貢献するかは、貴方の戦略と戦術次第。世界に名だたる四大戦勝国(ビッグ・フォー)は、アメリカ、イギリス、ソ連、そしてニュージーランドであることを証明するのだ。
大戦間期〜ダンツィヒか戦争かまで〜 †
基本的には、上記の基本方針に書いている。このようなことを気をつければ、大戦までの三年間は有意義な準備期間となるはずだ。一応箇条書きにしておく。
・国際緊張度にあわせた経済法の変更
・徴兵法を限定的徴兵に変更
・陸軍長官と司令部の採用
・理論家に陸軍理論家を採用
・師団テンプレートの修正
・歩兵装備の充足化
・支援中隊の研究
・中隊用装備の生産ライン確保
・研究枠増加
・工業力増加
・大戦開始時に使う政治力を貯めておく(150〜300)
・大戦勃発までに軍隊を移動させる
大戦初期〜独ソ戦まで〜 †
まず、一番最初にするべきは徴兵法と経済法の変更。政治力が足りないのならば、徴兵法だけでも【大規模徴兵】に変更しておこう。
次に、師団は3師団しかいなくても構わないので東アフリカのスエズ西部まで進軍させよう。スエズに蓋などさせてはならない。到着したら、スエズ東部にいるのイタリア軍領土を占領。ついでフランスが降伏していたら東部に進撃し、ヴィシー領となっているダマスカス領地(トルコ南部)を占領。殆ど師団が配置されていないので問題は無いだろう。もし、アフリカの自由フランス領がヴィシーフランスに侵攻されていたら、これも撃退しておこう。
終わったら、旧エチオピア領土のイタリア軍領土の開放をしよう。これで、国粋スペインの枢軸参戦までアフリカ大陸は制圧できる。紅海へ逃げる敵は英国海軍が海の藻屑にしてくれるので、無理に包囲殲滅せずに港の外に逃がしてあげよう。
さて、ここまでが終わったら、AIの気分で戦況も変わっていることだろう。例えば、ユーゴスラビア、ギリシャ、ブルガリアが降伏しているか否か、デンマーク、ノルウェーがドイツに制圧されているか否か、イタリアが強襲上陸をされているか否かなどだ。大きな戦線に向かうより、小さな戦線や足りない戦線を補っていこう。
イタリアが強襲上陸されていたら、こちらも応援に向かい戦線を維持しよう。最低限ナポリ、出来ればローマのラインまで占領しよう。そうすればイタリアは、人的資源や工場数に深刻な痛手をこうむる。やがては連合国への攻勢に耐えられなくなり、いずれ降伏するだろう。
ユーゴやギリシャがイタリアに降伏していれば、最早彼らを最初に撃破するのは難しい。欧州における勢力は、イギリスを除けばほぼ枢軸である。となれば、地中海に面したイタリア半島よりも大西洋に面するドイツのほうがまだ攻略しやすくなる。
肝心のドイツは、ソ連と協定を破棄しない限り余裕を持った体制でいることだろう。だがソ連国境には恐らくそれなりの戦力が常時滞在しているはずだ。反対側の旧フランス領や旧ベルギー領に、AIが強襲上陸をかけてきたら手伝ってあげよう。最も、失敗しても構わない。自国の部隊が殲滅されなければいいのだ。
大戦中期〜米国参戦まで〜 †
独ソ戦が開戦されたら、少なくともドイツに対して何らかのアクションを起こす必要がある。彼らを放置すればやがてソ連を併合し、強大な敵となるだろう。イタリアに関しては、正直半島南部まで占領しておればよい。下手に降伏などさせては。スイスを挟んで西と北、最悪東からも戦線が拡大しめんどくさいことこの上ない。自力が弱いイタリアは、あとでパスタの食材にすればよい。
米国が参戦する前から、イギリスはドイツに単独で強襲上陸をかけていることだろう。そしていくつかは成功する。これはドイツだけでなく、イタリア、フランス、参戦していればスペインもだ。基本的に放っていれば撃退されるだけなのだが、ドイツに対してはしっかりとアプローチを掛けよう。港が確保されていれば主力師団をそちらにまわし、味方の撤退先を確保しよう。近くに他の港があるのなら、可能な限り確保して補給切れの危険を無くそう。
ドイツの上陸作戦は、決してドイツ降伏のためにやるのではない。狙いは、敵師団の戦線を拡大させ、余計な移動を強要することで敵主力を遊兵化すると共に、ソ連への侵攻速度を遅滞させることだ(故に何度も上陸しては撤退を繰り返すほうが効果的である)。そして何よりも。旧フランス領の工場群をヴィシーに分割するためでもある。史実モードなら恐らく、パリやカレーといったフランス北部はドイツの占領下になっているだろう。実は、これらを開放したあとで再度ドイツ軍に占領されると、ヴィシー領に変更される。これは多くの工場群をドイツから引き剥がすことに繋がり、その継戦能力を低下させるに直結する。戦いは勝たなくて良い、勝つために戦うのだ。
同じ頃、スペインが国粋派なら、参戦してくる頃だろう。ジブラルタルが押さえられ、地中海へのアクセスはアフリカ大陸を迂回して、スエズに向かわなければならなくなる。仕方ないことなので諦める他ないが、せめてアフリカ方面のスペイン領地は占領してやろう。戦線を無駄に拡大させて、こちらの友軍を遊兵化させる必要は無いのだ。
さて、ドイツやイタリアと違ってフランスやスペインの強襲上陸作戦を支持していないのは、いくつかの理由がある。スペインは師団数が多い割りに工場群が少なく、継戦能力が脆弱だ。だがその本土は山岳系プロヴィンスが多く、占領に時間が掛かる上に敵師団が多いので被害も大きい。占領しても工場的なうま味が少なく、労力に合った戦果は期待できない。フランスは師団が少ないので占領しようと思えばスペインより痛手はこうむらないだろうが、立地が悪すぎる。北にドイツ、東にイタリア、南にスペイン。敵主力に地政学的に囲まれた状況で、アメリカも参戦していない時期に占領を目指すのはしんどいことだろう。
アメリカ参戦からが本番と思われている連合軍だが、それはあくまで戦略的な観点からの話。戦術的な観点からすれば、アメリカ参戦までに如何に手を回しておくかが肝要である。アメリカが参戦したからといって即日ドイツに大上陸作戦が敢行されるのではない。連合が攻めあぐねているうちにドイツがソ連を併合しているのが証拠だ。
なお、イギリスにレンドリースをしていれば、そろそろ独立できる頃合いだろう。研究枠を6枠にすれば、自国だけでなく英国連邦のためにもなるだろう。
大戦後期〜最初の主要国降伏まで〜 †
- イタリア降伏
イタリア半島やシチリア島からアンツィオのラインまで進撃して、ナポリ、アンツィオ、ローマ、そしてミラノと落としていったことだろう。先にも書いているとは思うが、このイタリアが最初に陥落した場合、スイスを挟んで陸路は敵だらけである。フランスとその奥にいるスペイン、ドイツ、そして旧ユーゴスラビア周辺と奥にいるハンガリーやルーマニア。もしイタリア半島がニュージーランドのものになっているのなら、国境線沿いはイギリスやアメリカに、領有権の譲渡を外交画面から選んで守ってもらおう。憲兵隊を配置する努力も少なくなるから一石二鳥である。もし守りきれそうに無いなら、エミリアロマーニャまで後退。半島北部の山岳地帯に防衛線を築いて必死に抵抗するしかない。この場合、イタリア軍がある程度復活してしまう。まあ、AIのアメリカがホンキを出せば何とかなるので問題は無いだろう。
イタリア占領後の侵攻策は様々にあると思うが、おおよそイタリア半島からフランス、ドイツ、旧ユーゴ領の三方向に進撃する、若しくはドイツに強襲上陸をかけるというところだろうか。正直に言えば大軍同士の戦いになり、ニュージー単独ではどうしようもない。あらゆる侵攻ルートを想定し、迅速に取捨選択しよう。途中変更も大いに結構だ。
最後に、半島の攻略に時間が掛かると、ドイツがソ連を食べる。これは長い間ドイツの主力部隊がソ連方面に偏ってしまうと高い確率で起こる。イタリア半島は山岳が多く攻めるに難いので、隙を見て戦線を引き、ドイツをドーバーから強襲上陸してドイツ侵攻への橋頭堡を確保しておこう。こうしておけばドイツ主力は上陸先に部隊を回すことになり、AIソ連も持ちこたえてくれるだろう。
- ドイツ降伏
先にドイツの強襲上陸を成功させ、そのままアメリカや開放された国の軍隊で戦線を拡大、ソ連と挟み撃ちをしつつドイツを陥落させるルート。これさえしてしまえば勝ちが確定することだろう。最初は正直にドイツ領に侵攻するのではなく、フランスや回廊三国の解放を行うと良い。東進しデンマーク領までを開放したら、ドイツ海軍はバルト海の覇者にしかなりえなくなるだろう。ソ連が旧ポーランド領まで侵攻したら、ソ連と国境を接しつつ軍事通行権の許可を申請しつつ合流。後は南進していけばドイツは勝手に落ちるだろう。いくらドイツが無際限徴兵までしても、工業地帯を押さえられたら勝てはしないのだ。
ドイツ占領後は楽である。フランス開放戦線とイタリア侵攻戦線。そして旧ユーゴスラビア戦線。しかしフランスやイタリアは弱国であり、ユーゴ戦線はイタリアとの陸路を遮断してしまえば弱体化する。何より赤い津波が北東から迫っていることだろう。ハンガリー、ルーマニア、スロヴァキアはソ連に任せられるのもよい。残ったスペインは師団数だけは上等だが、正直工場が少なすぎて充足は最悪。列強に任せてしまえば勝手に落としてくれるだろう。
- フランス降伏
ドイツより先にフランスを開放した場合。こちらもスペイン、イタリア、ドイツの三正面が敵になるのだが、正直ドイツくらいしか強敵はいまい。スペイン方面とイタリア方面の戦線が薄くならない限り平気だろう。肝心なのは平地続きのドイツだが、フランスを橋頭堡として陸路で攻める分にはアメリカのお陰で問題ないだろう。ラインラントにはささやかな要塞線や河川がある。回廊三国から逆侵攻していこう。そこから北部海岸線沿いに侵攻し、デンマーク開放。更に南下してと言った具合だ。問題点はソ連がボコボコにされていないか。モスクワからレニングラードまで侵攻されていたら、ドイツの工業力も馬鹿にならない数値になっていることだろう。だが、ソ連が落ちていないのであれば主力が100%回ってくることもまた、ない。さっさとドイツを降伏させよう。その後は上に同じだろう。ポーランド解放戦線から南部のルーマニア、ハンガリー、スロヴァキアまでを相手にしないといけない分、面倒ではあるが。その分、講和会議でソ連にいらん事をされないという考え方もあるだろうか。
- ソビエト降伏
枢軸主要国を落とす前にソ連が降伏してしまった場合。大体はソ連西部の工業地帯をドイツが、シベリアやハバロフスク、ウラジオストクは日本が割譲することだろう。肝心なのは講和会議をしっかり開いて割譲されてしまうこと。これではレジスタンスがソ連領の工場を破壊してくれないので、スーパードイツと戦うことになる。こうならないために、戦略的な観点からドイツやイタリアやフランスの戦線で勝利しないといけないのだが……なってしまったら仕方が無い。最後まで戦うか、潔くニューゲームしよう。
大戦末期〜陣営の終わり、そして〜 †
ドイツやイタリアから欧州の枢軸国を次々と降伏させることが出来れば、もう何も書くことは無い。インドを開放してもいいし、東インドやマラヤを取り戻してもいいし、中華大陸の戦線を支えるのもいいし、さっさと海軍が消えた日本に上陸するのもいい。時間が解決することだろう。
おめでとう。第二次世界大戦は終結した。どの陣営が勝利したかはさておいてね。もし、連合とコミュニストが残っているのであれば、ドイツは真っ二つに割れ、ポーランドはしれっとダイエットし、アジア方面ではいくつかの領土が欧州国家のものになり、日本含めた様々な国のイデオロギーが変わったことだろう。ニュージーランドも、イギリス、ソ連、アメリカについで勝利ポイントを稼げていたのなら、ある程度の植民地化も出来るはずだ。広西軍閥があったところにでも進出するかな?(実際に20%前後は占領で稼げる)。こうして世界からファシストの脅威は消え去り、つかの間の平穏が訪れることだろう。
あとに残すところは一つだけ。そう――第三次世界大戦だ。赤い津波は必ず。こちらに牙を剥くだろう。
その他の可能性 †
ファシストプレイ †
初期拡張の親友、ファシスト化。最も、NFや政治顧問の関係でかなり時間が掛かるが。日本と手をとって、我らがニュージーランドがオセアニアの覇権を握るか、それとも独自の陣営を築いてしまうか選べる。いずれにせよ、日本とは協調しつつ戦いを繰り広げる必要があるだろう。ひとまずはオーストラリア、東インドを制圧し、シンガポールに行くことになるだろう。が、海軍力が初期0の我が国にとっては海上輸送は甚だ危険。輸送船も少ないので、アメリカが参戦してきたら終了である。オーストラリアはそういう意味では無視してもいいかもしれない(アメリカ参戦フラグ)。ニューギニア資源地帯を確保して、連合に渡さないようにするのが一番だろう。
コミンテルンプレイ †
我らがスターリン書記長の名の元に集まり、世界を革命の赤に染め上げるルート。そして、恐らくニュージーランドプレイで最も難易度が高いルートであろう。何せ周りは敵だらけ。しかも盟主ソ連は地球の裏側。支援なんてまずないだろう。枢軸の日本、連合の米国相手に単独で向かうのは自殺行為である。連合とは対枢軸戦線で共闘することは出来るが、そうするとオーストラリア、マラヤ、東インドと言った比較的拡張しやすい国々との戦端を開けなくなる。
大戦への介入は、連邦プレイと同じく40年8月から行って、その後にコミンテルンに加盟するか、独ソ戦が始まる41年1月から介入するかになるだろう。
ちなみに、枢軸、独立プレイとは違い、唯一独自陣営を立ち上げられないルートだ。
筆者は、このルートのヴィジョンが全く想像できないし、想像しても実践できる実力には無い。コミンテルンNZプレイをされた方は加筆を求めます。
独立陣営設立プレイ †
民主主義の体制を維持しつつ、連合国とは違う陣営を立ち上げるルート。史実ルートと展開はあまり変わらないが、英国連邦の技術ボーナスが受けられない縛りがある。ただ、アメリカを連合国ではなくてこちらの陣営に加盟させると、強くなる気がする。
史実モードオフで、フランスが協商を組んだり、オーストラリアが独立陣営を立ち上げたりすると、民主主義で陣営乱立というたのしー!展開も待っている。シングルプレイというより、マルチプレイで他プレイヤーと協力するときに立ち上げる使い方が主流かもしれない。
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